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Jリーグ 7年前

仙台、負傷者続出で波に乗れず。エース退団で来季への補強は急務【2016年Jリーグ通信簿】

今シーズンのJ1も全日程が終了した。この1年を振り返り、各クラブはどのようなシーズンを送ったのだろうか。今回は、年間勝ち点12位のベガルタ仙台を振り返る。

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images , Editorial Staff

3年目の渡邉体制で進めた将来に向けたチーム作り

渡邊
就任3年目となった渡邉晋監督【写真:Getty Images】

 2年連続で14位に終わり、今季は上位進出を目指して戦力流出を最小限に抑え、主力級から若手有望株まで満遍なく補強して臨んだシーズンだった。

 東日本大震災に見舞われた2011年に4位、翌年は2位につけるなど手倉森誠監督の下で躍進したが、最近は毎年残留争いに巻き込まれている。渡邉晋監督体制3年目を迎え、単年の上位進出だけでなく数年後を見据てチーム強化を進めている。

 ベースとなる戦術などは変えず、即戦力となる平岡康裕や三田啓貴はそれぞれ清水エスパルス、FC東京から期限付き移籍で獲得。鎌田次郎や上本大海、村上和弘、多々良敦斗といった多くの選手が抜けた最終ラインにはジェフユナイテッド千葉から元世代別代表の大岩一貴を補強した。さらに中盤より後ろに高卒や大卒の若手を加えた。

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