岡山、組織力を武器に初のプレーオフ進出も…上位陣との“差”を感じる1年に【2016年Jリーグ通信簿】

今シーズンのJ2も全日程が終了した。この1年を振り返り、各クラブはどのようなシーズンを送ったのだろうか。今回は、クラブ史上初のJ1昇格プレーオフ進出を果たしたファジアーノ岡山を振り返る。

2016年12月20日(Tue)8時00分配信

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿
text by 編集部 photo Getty Images
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クラブとして成長感じた1年に。岩政、矢島らの穴埋めは必須

岩政大樹
契約満了が発表された岩政大樹【写真:Getty Images】

 強固な守備からのカウンターやセットプレーなどチームとしての統一感はJ2トップクラスのファジアーノ岡山。そのチーム力でクラブ史上初のプレーオフ進出を達成、さらに平均観客動員数も1万人を超えるなど、J1昇格は達成できなかったものの、クラブとしての成長を感じることができたシーズンだったはずだ。

 チームとしてやるべきことが整理されており、簡単に崩れない組織に仕上がった。これはラスト6試合2分4敗と失速したが、そこまでは連敗がなかったという事実が証明している。

 チームとして戦うことを前提としながら、最終ラインでチームを牽引する岩政大樹、中盤で高いレベルのプレーを見せた矢島慎也、ロングスローでチームの得点源にもなった片山瑛一など個性も存分に生かされていた。

 来シーズン以降はJ1昇格を明確に目標に掲げていくだろう。しかし、プレーオフで3位松本山雅FCを破ったとはいえ、勝ち点差は15。勝利数にして5の差があったのだ。この差を埋めるためにはチーム力をより高めながらも、選手の質も高めていく必要があるだろう。今オフの補強は重要になる。

 精神的支柱であった岩政の契約満了が発表され、攻撃の核である矢島の浦和レッズへの復帰が濃厚となっている。長澤徹監督の契約更新が発表されたことで継続路線を歩むことになるだけに、彼ら二人の穴埋めは必要不可欠だ。

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