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Jリーグ 7年前

浦和、即戦力揃え優勝は“ノルマ”に。屈辱のCS敗戦から教訓を【2017補強診断】

シリーズ:2017補強診断 text by 編集部 photo by Editorial Staff , Getty Images

鹿島戦の敗北は教訓にすべき

浦和
昨季の浦和は年間最多勝ち点を積み重ねるもCS決勝で鹿島に敗れて2位となった【写真:Getty Images】

 リーグ制覇は悲願でありノルマである。今シーズンこそはと誰もが思っているはずで、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとで熟成させてきたプレースタイルで頂点に上り詰めたいところだ。昨シーズンは破壊力抜群の攻撃に加え、最終ラインの選手たちも守備を第一に考えることで堅牢な壁を築いた。

 攻守両面でリーグトップクラスの力を持っていることに疑いの余地はない。重要なのは“勝つべき試合を必ずモノにする”強さだろう。優位な状況から敗れ去ったチャンピオンシップ決勝2ndレグは教訓とすべき。鹿島の執念が凄まじかったのは事実だが、そうした相手にも冷静さを失わずに対応できなければ歓喜は遠いままだ。

 浦和のサッカーは完成形に近づいているようにも思えるが、新戦力はそれぞれに特徴のある選手ばかり。そうした面々には自身の武器を余すところなく発揮し、チームを新たな次元に押し上げることが求められる。既存戦力は今のサッカーに絶対の自信を持っているはずだが、新加入組との融合でさらに強い浦和が誕生するかもしれない。

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