清武、C大阪復帰の真実。「クオリティーとは一切関係ない」。セビージャの敏腕スカウトが送るエール【独占取材】

セビージャからセレッソ大阪への復帰が決まった清武弘嗣。4年半ぶりに古巣に復帰することとなったが、今回の移籍交渉はどのように進んだのだろうか。日本代表MFのクオリティーを評価し、セビージャに招き入れた欧州屈指の敏腕スカウト、モンチ氏を直撃した。(取材・文:ロシオ・ゲバラ【セビージャ/マルカ】、翻訳:フットボールチャンネル編集部、協力:江間慎一郎)

2017年02月03日(Fri)12時07分配信

text by ロシオ・ゲバラ photo Getty Images
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清武の能力は見込んだ通りだった

セレッソ大阪への移籍が決まった清武弘嗣
セレッソ大阪への移籍が決まった清武弘嗣【写真:Getty Images】

 昨夏にハノーファーからセビージャに加わった清武弘嗣だが、スペインサッカーでの冒険は束の間のものとなった。セビージャはセレッソ大阪との交渉で合意に至り、彼を日本へと帰している。

 清武をセビージャに誘ったのは、欧州、ひいては世界屈指のスポーツディレクターとして知られるモンチ氏だ。自慢のスカウトチームと自らの慧眼により、欧州でそこまで名を知られていない選手を獲得し、セビージャでブレイクさせてきたモンチ氏は、清武もそうなれる選手との確信を持ち、ハノーファーに移籍金650万ユーロを支払ってチームに引き入れた。

 けれども、セビージャで日本代表MFを待ち受けていたのは、逆境の日々だった。

 清武のセビージャ移籍が内定した直後、同選手の獲得を歓迎していたウナイ・エメリ監督が、パリ・サンジェルマンからのオファーを受け入れて退団した。モンチ氏は代わりにホルヘ・サンパオリ監督にチームを託すことを決断し、またマンチェスター・シティのサミル・ナスリを期限付きで獲得。サンパオリ監督はナスリ中心のチームを構築し、彼とポジションが重なる清武はベンチ、またはスタンドで試合を見続けることになった。

 しかしながら、それでもモンチ氏にとって、清武の能力は見込んだ通りであったようだ。

「清武はセビージャで、私たちの手にしていた情報が正しかったことを証明していました。彼のプレーレベルは、このチームに所属する選手たちと同等と言えるものだったのです」

 セビージャの名物SDは、先に別れを告げた清武についてそう語った。

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