FC東京・徳永悠平、ルヴァン杯で放ったいぶし銀の存在感。背番号変更に込められた思い

2017年03月16日(Thu)12時09分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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元同僚・羽生直剛の立ち振る舞いに抱いた畏敬の念

昨シーズンまでは背番号「2」をつけていた徳永
昨シーズンまでは背番号「2」をつけていた徳永【写真:Getty Images】

 ユベントスでプレーするDFダニエウ・アウベスは、バルセロナ時代の2013‐14シーズンから、それまでの「2番」を「22番」に変えている。モナコへ移籍した無二の親友、DFエリック・アビダルが背負っていた番号で、理由を「アビダルに捧げるためだ」と後に説明している。

 ブラジル代表の右サイドバックとしても一時代を築いた、アウベスと同じ1983年生まれだったこともあって、徳永はダイナミックなプレースタイルに自然と魅せられた。

 そして、早稲田大学から2006シーズンに加入したFC東京で、いつしかその立ち振る舞いに畏敬の念を抱くようになったMF羽生直剛の背中には、常に「22番」が誇らしげに揺れていた。

 37歳の羽生がこのオフ、延べ8年間プレーしたFC東京を去り、2002シーズンにプロのキャリアをスタートさせたジェフユナイテッド千葉へ移籍した。つまり、「22番」が空くことになる。徳永は迷うことなく変更を申し出た。

「人間的にも素晴らしいし、常にチームのために行動できる選手として、いろいろな意味でバランスの取れた人だった。ずっと尊敬していたので」

 昨シーズンの羽生は14試合の出場で先発はわずか4度、500分間をわずかに超えた出場時間に甘んじていた。それでも決して腐ることなく、いつ出番が訪れてもベストのパフォーマンスを発揮できるように、常に万全の準備を整えていた。そうした姿が、いかに周囲の選手たちを刺激していたか。

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