中村俊輔が磐田で受けるリスペクト。移籍後初の古巣対決は黒星も、得られた成長の感触

4月8日、明治安田生命J1リーグ第6節が行われ、ジュビロ磐田は横浜F・マリノスとのアウェイゲームに臨んだ。今季からサックスブルーのユニフォームに袖を通している中村俊輔にとっては、磐田移籍後初となる古巣対戦。結果として名波浩監督率いるチームは1-2で敗れたが、チームとしての成長を感じさせる一戦であった。(取材・文:青木務)

2017年04月10日(Mon)12時07分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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「俊さんのためにといつも以上に気合いが入ると思う」(太田吉彰)

今季からジュビロ磐田でプレーしているMF中村俊輔
今季からジュビロ磐田でプレーしているMF中村俊輔【写真:Getty Images】

「我々には“俊輔ダービー”が待っているので、また気持ちを入れ直してやりたい」

 静岡ダービーを制したジュビロ磐田の名波浩監督は、勝利の余韻に浸りながら横浜F・マリノス戦に視線を向けた。

 4月8日、明治安田J1リーグ第6節。磐田は横浜FMと対戦し、1-2で敗れている。端的に振り返れば、齋藤学が発揮した異次元のクオリティの前に屈した形だ。リーグ最強のアタッカーへの対応は繰り返し確認してきたが、違いを作られてしまった。

 一方で、かつてトリコロールをけん引した天才も、サックスブルーの10番として存在感を示している。

 計13シーズンに渡って在籍した古巣に別れを告げた中村俊輔が、新天地に磐田を選んだその瞬間から、今節のカードが大きな注目を集めるのは必至だった。このレフティーがトリコロールのレジェンドであることは、磐田のチームメイトももちろんわかっている。意識はせずとも、特別な一戦という雰囲気は高まっていった。

『俊さんのために』という想いも自然と上乗せされていた。

 中村俊輔の右サイドハーフ起用により左に回った太田吉彰は、言葉に力を込めた。

「俊さんも気合いは入っていると思う。でも経験ある選手なのでそういう感情を見せない。勝たなければいけないし、選手も俊さんのためにといつも以上に気合いが入ると思う」

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