浦和・西川周作が抱く「数字」へのこだわり。代表正GK奪還へ、レッズで高める存在感

浦和レッズの守護神、西川周作が調子をあげてきた。公式戦で失点が続き、3月のワールドカップ・アジア最終予選では先発の座を川島永嗣(FCメス)に奪われた。しかし、7日のベガルタ仙台戦、11日の上海上港(中国)とのACL、そして16日のFC東京戦と3試合連続で完封勝利を達成。今シーズンで初めてJ1の首位に躍り出たレッズの最後尾で、逆襲へ向けて大きな存在感を放ちつつある。(取材・文:藤江直人)

2017年04月20日(Thu)10時19分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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「失点数」が「出場試合数」を下回るように

西川周作
浦和レッズのGK西川周作。FC東京戦を無失点で終えた【写真:Getty Images】

 数字に強いこだわりをもつ選手は多い。たとえばピッチに立つたびにJリーグの最年長出場記録を更新している50歳のFW三浦知良(横浜FC)は、トレードマークでもある背番号「11」に深い愛着を抱き、愛車のナンバーもすべて「11」と2桁にしている。

 浦和レッズの守護神、西川周作も数字にこだわりをもつ一人だ。日本代表の常連でもある30歳はリーグ戦における「失点数」が、常に「出場試合数」よりも下回っている状況を追い求めている。

 だからこそ、敵地・味の素スタジアムに乗り込んだ、16日のJ1第7節は特別な意味をもっていた。1‐0の完封劇で3連勝に花を添えた試合後の取材エリアで、西川はほんのちょっとだけ表情を綻ばせている。

「これでようやく7試合で7失点に戻りました。ここからがまたスタートですね。ここから先は試合数のほうが先行していけるように、失点数(の少なさ)にこだわっていきたい」

 たとえば昨シーズンは、ファーストステージ第3節でアビスパ福岡を2‐0でシャットアウト。トータル3失点でイーブンに戻した後は、常に試合数が先行する形でセカンドステージまでの34試合を終えた。

 最終的には15度の完封を達成。リーグ最少となる「28」失点を誇った堅守が、J1が18チーム体制となった2005シーズン以降では最多タイとなる、勝ち点74での年間総合1位獲得への原動力になった。

 大分トリニータが2008シーズンにマークしたシーズン最少失点「24」の更新を視野にすえて、さらなる進化を掲げた今シーズンはしかし、2月25日の開幕戦でいきなりつまずいてしまう。

 横浜F・マリノスに3失点を献上しての逆転負けを喫し、その後も失点の連鎖を断ち切ることができなかった。ACLの舞台でも、3月15日の上海上港(中国)とのグループステージ第3節で3失点を許した。

「調子自体はそれほど悪くなかったと思いますけど、ただ失点が多いというだけで評価された部分があったので、そこは何としても結果を出して見返してやる、と強い気持ちで臨んでいました。僕自身、結果がすべての世界だと思っているので」

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