G大阪・丹羽大輝、代表入りも経験し思い出した本質。職業サッカー選手の感覚的困難【The Turning Point】

2017年04月26日(Wed)10時19分配信

シリーズ:The Turning Point
text by 海江田哲朗 photo Asuka Kudo, Getty Images
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29歳での代表デビュー。一日でも早く入りたかった

2015年にはハリルホジッチ監督が指揮をとる日本代表に選出された
2015年にはハリルホジッチ監督が指揮をとる日本代表に選出された【写真:Getty Images】

――丹羽選手、話の振り幅がえぐいです。もう振り回されっぱなし。

「まだまだ、こんなものではないですよ」

――冒頭の代表入りに話を戻しますね。29歳の代表デビューは遅咲きに違いありません。

「一日でも早く入りたかった。その気持ちはありましたけど、自分にできるのはやるべきことを続けることだけ。J2で実績を残し、J1で活躍する。その延長線上に代表はあり、結果はあとから付いてくるだろうと」

――付いてきましたよ。一時期、盛んに言われたデュエルにはもってこいの選手として。

「僕の考えを言わしてもらっていいですか? 皆さん、デュエル、デュエル言いますけど、ごく当たり前のことですよね。子どもの頃からサッカーをやってきて、勝つチーム、優勝するチームは球際の争いを制する。そこで競り負けては試合に勝てないんですから。監督は強調するために言い続け、マスコミの方があやかって報じているだけの話でしょ」

――ハリルホジッチ監督の特徴的なことは?

「なんやろうな。どの選手にも厳しく、思ったことを言う。本音で語る。最近、僕は代表から離れているので聞いた話ですが、あれだけ長かったミーティングの時間が短くなっているとか。

 最初は考えを植えつけるために長くやったんでしょう。以前はスケジュールなんかお構いなしで、ヒートアップして時間をオーバーしていました。そのへんが平気な感覚は日本人監督にはないところですね。あとは食事のスタイル」

――おなじみの円テーブルではないんですよね。

「長テーブルで、監督はお誕生日席に座り、選手全員を視野に入れている。ずっと見てますよ。たまに監督のほうに目を向けると、バッチンと視線がぶつかる」

――気詰まりではありませんか?

「慣れました。そうして選手を観察し、何らかの材料を得ているんでしょうね。そういう監督です」

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