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鹿島、クラブW杯への再挑戦ならず。アウェイゴールに泣き16強で敗退

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ、ACL16強で散る【写真:Getty Images】

【鹿島アントラーズ 2-1 広州恒大 ACL決勝トーナメント1回戦2ndレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦2ndレグが30日に行われ、鹿島アントラーズは中国の広州恒大とホームで対戦した。

 先週行われたアウェイでの1stレグを0-1で落としていた鹿島は、逆転を果たすためにはゴールを奪うことが必要。一方で、アウェイゴールを1点でも許せば状況はきわめて厳しくなるため、攻守両面で質の高い戦いが求められた。

 良い形で試合に入ることができた鹿島は、28分に先制点を奪うことに成功する。中盤でボールを持ったペドロ・ジュニオールは、チェックを受けながらも倒れることなく自ら前進。エリア外から強烈な右足シュートをゴール左隅へ突き刺し、2試合合計スコアを1-1の同点とした。

 広州にも、CKに合わせた劉健のシュートがポストを叩くなどの決定機があったが決まらず。鹿島も追加点を奪うことはできず、前半はそのまま折り返した。

 だが54分、鹿島にとっては非常に痛い1点が生まれてしまう。広州のスローインからのボールがゴール前に流れると、アランがGKクォン・スンテの前に飛び込んでシュートを試みる。ポストに当たったボールが中央にこぼれ、最後はパウリーニョが無人のゴールに押し込んだ。

 これで鹿島は、逆転のためにはあと2点を奪うことが必要になってしまう。金崎、三竿健斗、金森と交代選手を次々と送り出して打開を試みるが、ゴールは生まれないまま時間が経過していく。

 必死の攻撃がようやく実を結び、90分には金崎が2-1のゴール。だがアウェイゴール差を逆転するのに必要な「あと1点」が奪えず、鹿島はベスト16でアジアの舞台を去ることになった。

【得点者】
28分 1-0 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
55分 1-1 パウリーニョ(広州恒大)
90分 2-1 金崎夢生(鹿島)

【了】

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