変幻自在のチリ、“2軍”も強さ顕在のドイツ。コンフェデ杯決勝、好ゲームの予感【西部の目】

現地時間7月2日に決勝戦を迎えるFIFAコンフェデレーションズカップ・ロシア2017。2018年のW杯ホスト国で開催されている各国大陸王者とW杯王者による前哨戦は、チリとドイツのファイナルで幕を閉じることになる。南米王者とW杯優勝国の一戦はどのような展開となるのだろうか。好ゲームへの期待は高まるばかりだ。(文:西部謙司)

2017年07月01日(Sat)9時59分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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ブラーボの3連続PKストップ

チリ代表GKクラウディオ・ブラーボ
チリ代表GKクラウディオ・ブラーボ【写真:Getty Images】

 コンフェデレーションズカップのファイナルはチリ対ドイツに決まった。

 準決勝でポルトガルと対戦したチリは120分間の激闘の末0-0、PK戦を3-0で制した。GKブラーボは3本連続のPKストップ。2本は右へ跳んで阻止、1本は左である。最初の2本で、ブラーボはいずれも自分の左側にステップしてキッカーに自分の右側へ蹴らせていた。

 小さく左へステップして体も傾け、キッカーにそれを見せて(GKの)右側を狙わせた。ブラーボは左への体重移動から右へ跳ぶ際に、右足を左斜め前にクロスさせて踏み込み、その右足を軸にして右へ跳んでいる。

 右足を左側に踏み込んでいるので、右斜め前へ踏み込むのと比べると一歩ぶんはロスしているわけだが、クアレスマもモウチーニョもシュートのコースが甘かったので十分届いている。

 3人目のナニのときも左に体を傾けているが、ナニのモーションを見てそのまま左へ跳んで難なくストップした。ブラーボの読みと駆け引き、柔らかい動きがポルトガルのPKキッカー3人を圧倒した。

 0-0ながら白熱したゲーム。序盤から両チームに決定的なチャンスがあった。まず、チリのバルガスがサンチェスのスルーパスで抜け出してGKルイ・パトリシオと1対1、バルガスはGKの股下を狙ったがルイ・パトリシオは太ももで止めた。

 ポルトガルのほうもロナウドの絶妙のアーリークロスをファーサイドに走り込んだアンドレ・シルバがシュート、こちらも股下狙いだったがGKブラーボがブロックしている。

 至近距離からのシュートではGKの股下がよく狙われる。序盤の2つの決定機がそうだったのだが、いずれもGKの姿勢は低く、ボールが通り抜ける空間などなかった。GKのレベルの高さがうかがえるシーンだった。

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