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福西崇史氏が選ぶ2017年J1前半戦ベストチーム。「相手が対策しづらくなっている」チームとは?

シリーズ:FChan TV text by 浜川絵理 photo by Getty Images

福西崇史
かつてジュビロ磐田でプレーしていた福西崇史氏【写真:Getty Images】

 フットボールチャンネルの次世代サッカー情報番組『F.Chan TV』。第55回に、かつて日本代表としてW杯へ二度の出場も果たしている元Jリーガーの福西崇史氏がゲストとして登場した。

  番組では、前半戦を終えたJリーグを特集。『F.Chanアウォーズ』と題し、福西氏がJリーグ前半戦で最も輝きを放った若手選手、チーム、MVPを選出した。

 福西氏は“期待を大きく上回るパフォーマンスを見せたチーム”として、自身も現役時代にプレーしていたジュビロ磐田を選出。前半戦のベストチームとした。

 磐田はJ1に復帰した昨季、残留争いに巻き込まれ年間成績は13位で終えた。一方で今季は第18節を終えて勝ち点31を獲得し7位につけている。すでに昨季の年間勝ち点である36まであと5ポイントに迫っているという好調ぶりだ。

 福西氏は、日本を代表するレフティー・中村俊輔の加入が磐田の好調の一因であると分析する。

「中村俊輔選手が入ったことで、選手が変わってきて、サッカーもある程度変わってきて、色々なところのバリエーションが増えてきた。だからこそ、相手としては対策がしづらくなってきている」

 2014年秋に名波浩監督が就任してから、3年が経とうとしている。福西氏は「基本的なコンビネーションの部分は、名波監督が就任してから2,3年は続けている。時間は多少かかったかもしれないけど、(時間を)かけたからこその力っていうのは出せてきている」と、名波ジュビロの成長に言及した。

 磐田は、6月に入ってからリーグ戦で5連勝中。さらに、第18節終了時点で失点は15点のみとリーグ最少失点を誇っている。昨季はリーグ戦18試合終了時点で26失点と、その差は歴然である。

 福西氏によると、かつて日の丸を背負った名波浩監督に率いられながら、中村俊輔のプレーを間近で見ることができる磐田の選手たちは「かなり成長しているし、変わってきている」。クラブOBである福西崇史氏は、ジュビロ磐田のさらなる進化を予感しているようだった。

(取材・文:浜川絵理)


※福西崇史氏出演の『F.Chan TV』は以下にてご覧いただけます。

【了】

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