齋藤学、「不安」からの解放。出場24戦目の今季初ゴール、横浜FM「10番」・主将の反撃

2017年09月19日(Tue)15時42分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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可能性がある限り。真価を問われる終盤戦の戦い

柏レイソルの伊東純也と競り合う齋藤学。今季からは背番号10を背負い、キャプテンマークも巻いている
柏レイソルの伊東純也と競り合う齋藤学。今季からは背番号10を背負い、キャプテンマークも巻いている【写真:Getty Images】

 無得点という呪縛から解放された27歳のキャプテンは、すすんで新たなプレッシャーを背負う。終了間際の後半43分に痛恨の同点ゴールを決められ、自らがあげた虎の子の1点を守り切れなかった。

 MF喜田拓也がMFキム・ボギョンに与えたチャージがファウルと判定され、直接フリーキックをFWクリスティアーノに叩き込まれた。判定に異議を唱えた齋藤と喜田が、ともに警告を受けてもいる。

「もったいなかったけど、僕らも真剣だから文句が出ちゃう。残り8試合を全部勝ってもまだわからないけど、ここであきらめることは簡単なので。みんなで一致団結して、上に食らいついていくぞ、という気持ちを日々の練習から出していければ、このチームはもっとよくなるから」

 順位は5位のままだが、首位・鹿島アントラーズとの勝ち点差は10ポイントに開いた。ただ、アントラーズとの直接対決をまだ残している。可能性がある限り、ファイティングポーズを取り続ける。

「今日も2点目を取れたし、チームを勝たせるゴールを決めないといけない選手だから。だからこそ惜しかったでは済まされないし、それはアイツ自身が誰よりもわかっていると思うから。あえて僕が何かを言う必要もないし、学とともにチームも成長して、もっと強くなっていきたい」

 決意を新たにする盟友の胸中に金井も思いをはせ、厳しい言葉も残す。真価を問われる終盤戦の戦いへ。「不安」の二文字から解き放たれたエースが、トリコロール軍団に最後の鞭を入れる。

(取材・文:藤江直人)

【了】

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