試合終了間際に劇的同点弾
代表初ゴールを決めた杉本健勇【写真:田中伸弥】
【日本 3-3 ハイチ キリンチャレンジカップ】
10日にキリンチャレンジカップの試合が行われ、日本代表はハイチ代表を日産スタジアムに迎えて対戦。
10月6日にはFIFAランク113位のニュージーランド代表と対戦。先制した後に追いつかれ、87分に倉田秋がようやく勝ち越しゴールを決めて2-1の勝利をおさめている。リードした際の試合運びに課題を残すゲームとなった。
そして今回の相手はFIFAランク48位のハイチが相手。FIFAランク40位の日本から見て八つ下のチームだ。ただ、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が前日会見で「本大会へ向けてできるだけ多くの人数を試しておく」と語った通り、ニュージーランド戦からスタメンを9人入れ替えている。ガンバ大阪に所属する倉田とセレッソ大阪に所属する杉本健勇の“大阪組”2人は代表初先発となった。
試合開始して7分、長友佑都が左サイドから送ったクロスに倉田が頭で合わせて先制点を決める。続く17分、パス回しからハイチの守備を崩すと最後は倉田がシュート。GKジョニー・プラシデが弾くも杉本がつめて追加点が入った。杉本にとっては代表初ゴールとなっている。
幸先よく2点を奪った日本だったが28分、DFの間を抜けてきたケビン・ラフランスに泥臭く1点を返された。続く29分にもピンチを迎えたが、GK東口順昭のファインセーブにより同点とはならず。
それでも53分、ハイチのセットプレーからパスを繋ぎカルランス・アルキュスがグラウンダーのパスを送ると、ゴール前にいたデュカン・ナゾンにパスが通りゴールを決められた。さらに78分、ペナルティーエリアの外からナゾンにゴールを決められ逆転を許す。ただ、後半アディショナルタイムに香川真司が劇的ゴールを決めて日本が同点に追いついた。結局、日本はハイチと3-3の引き分けで終わっている。
【得点者】
7分 1-0 倉田(日本)
17分 2-0 杉本(日本)
28分 2-1 ラフランス(ハイチ)
53分 2-2 ナゾン(ハイチ)
78分 2-3 ナゾン(ハイチ)
90分+3分 3-3 香川(日本)
【了】