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横浜FM、激戦の末に首位鹿島を撃破! J1優勝争いは接戦に

text by 編集部 photo by Getty Images

横浜F・マリノス
横浜F・マリノスが鹿島アントラーズに勝利【写真:Getty Images for DAZN】

【横浜F・マリノス 3-2 鹿島アントラーズ J1第30節】

 21日、明治安田生命J1リーグ第30節の試合が行われ、横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦した。

 連覇に向けて首位を走る鹿島だが、昼間の試合で2位の川崎フロンターレが勝利したことで、差は暫定わずか2ポイント。ここで勝ち点を落とせば1試合で逆転される位置にまで迫られてしまう。一方の横浜FMも、混戦のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権争いを制するため勝ち点がほしい試合だった。

 開始3分、早くも先制点がホームチームに生まれる。天野純からのコーナーキックに中央で合わせてヘディングを叩き込んだのは伊藤翔。約5ヶ月ぶりに先発したFWが貴重な今季初ゴールを叩き込んだ。

 さらに14分、鹿島は致命的なミスから2点目を献上してしまう。植田直通がエリア手前で足もとからボールを離してしまったのを見逃さず、奪った天野が冷静に追加点を流し込んだ。

 2点ビハインドから猛攻を繰り出した鹿島を抑えていた横浜FMだが、前半終了間際には手痛い失点。CKからのこぼれ球を山本脩斗が押し込み、1点差に詰め寄った鹿島が追い上げムードで前半を折り返す。

 そして66分、レオ・シルバからのCKに植田が頭で合わせ、ついに鹿島が試合を振り出しに戻す。自身のミスを帳消しにする気持ちのこもった同点ゴールだった。

 さすがの勝負強さを発揮した鹿島。だが次のゴールを奪ったのは勢いに勝るかに見えた王者ではなく横浜FMの方だった。前線へ飛び出してパスを受けた遠藤渓太がターンしてシュートを放つと、ゴールのカバーに入った昌子源の足に当たったボールがネットに転がり込んだ。

 81分にはレオ・シルバの強烈なシュートがGK飯倉大樹のファインセーブに阻まれてクロスバーを叩くなどの決定機もあったが、そのまま3-2のスコアで試合終了。横浜FMは3位浮上を果たすとともに逆転優勝にもわずかな望みを繋いだ。2位川崎Fは鹿島とわずか2ポイント差に迫っている。

【得点者】
3分 1-0 伊藤翔(横浜FM)
14分 2-0 天野純(横浜FM)
45+2分 2-1 山本脩斗(鹿島)
66分 2-2 植田直通(鹿島)
74分 3-2 オウンゴール(横浜FM)

【了】

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