南アでのPK失敗から7年…数多の修羅場経た駒野友一。福岡のJ1昇格めざしPOへ【谷間の世代と呼ばれて】

2017年11月25日(Sat)10時20分配信

シリーズ:「谷間の世代」と呼ばれて
text by 元川悦子 photo Getty Images
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多くの修羅場を経験。ここぞで頼りになる存在に

駒野友一
現在はアビスパ福岡でプレー。J1復帰を目指し、昇格プレーオフに挑む【写真:Getty Images】

 井原正巳監督からはリスタートのキッカーも任され、アシストを量産。一時はJ2アシストランキングトップにも立っていた。持ち前の走力に加え、キックの精度という際立った武器があるのも、駒野が36歳になっても輝き続けられる秘訣だろう。本人にもそういう自負はあるようだ。

「僕自身、高さのある選手に合わせるボールを昔から上げられるタイプ。キックを武器にできて、それを今も出せているのはすごくいいことだと思います。チームも8月の(V・ファーレン)長崎戦から(9月のロアッソ)熊本戦まで6試合勝ちなしと苦しみましたけど、その後の何試合は勝ち点をしっかり取れていた。

ラスト5試合は上位チームとの対戦が続いて難しかったし、結果的には4位とJ1昇格プレーオフに回ることになりましたが、ここまで来ればどことやっても一緒。自分としてももう一度、J1の舞台に立ちたいので、それを目指して最後まで戦っていければいいと思います」

 福岡が1年でのJ1復帰を果たすためには、26日のプレーオフ準決勝・東京ヴェルディ戦、そして12月3日の同決勝を制するしかない。シーズン序盤から2位をキープしてきた彼らにとって、プレーオフを戦うことはメンタル的に厳しいだろうが、苦境に立たされた時こそ、頼りになるのが数々の修羅場を潜り抜けてきた駒野友一である。

 彼は自分から周りにアクションを起こしたり、言葉を発したりするタイプではないが、地味にコツコツと自分の仕事をこなすことで仲間を鼓舞できる男。縁の下の力持ちのキャラクターをいかんなく発揮して、福岡を大願成就へと導いてほしいものだ。

(取材・文:元川悦子)

【了】

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