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コロンビアとの再戦は「一つの運命」と香川真司。W杯抽選は「すごく厳しい組」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
香川真司【写真:Getty Images】

 日本代表MF香川真司が現地時間2日に行われたブンデスリーガ第14節レバークーゼン戦のあと、ロシア・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選に触れた。

 1日の抽選を「気にしないようにしていた」という香川だが、「練習が終わったときにたまたまテレビをつけたらやっていたので、さすがに見入ってしまった」とのこと。

 「第4ポットなので、常に相手が格上というのは分かりきったことなので、どこがこようと僕たちはやる覚悟で臨みたいと思っていた」と香川は語り、「相手が強いのは間違いない。良いドローか悪いドローか分からないですけど、しっかり自分たちのことを考えて、集中してやるだけかなと思います」と、改めて気を引き締めている様子だ。

 コロンビア、セネガル、ポーランドと同じグループに入った日本。厳しいグループを回避したという見方もあるが、香川は「一番嫌なのはなんだろう…。なんだろう…、客観的に、日本人目線でいったら、おそらくあんまり強いチームじゃない、と」いうところを警戒している。

「(地味という)捉え方をされがちですけど、すごく厳しい組ですし、そこでの油断が一番取り返しのつかないものになるというのは4年前に経験して感じています。4年前になめてたということじゃないですけど」

「どのチームと当たろうと、W杯は僕たちの中で常に厳しい戦いになるのは間違いないことなので。どこと当たろうと、それを考えることすらもったいないというか。与えられた場所でやるだけなので。このドローに対して、まず自分たちが良い準備をするだけ。それに尽きるんじゃないかな」

 とにかく初戦は重要だ。コロンビアは2014年W杯で日本が大敗した相手である。「4年前のコロンビアといえばね、そういうイメージがあるんで。また戦う機会があるということは、何かの一つの運命だと思います」と香川。「初戦で当たる。初戦の重要性は誰もが認識していると思うので、そこはすごく重要になると思います」と語った。

 香川は11月の欧州遠征で代表メンバーを外れた。しかし、気持ちは切れていない。

「すごく客観的に見られるところはあったので、その中で感じた課題はたくさんあったと思う。本当に時間がないですし、みんなで集まれる時間もないので、あの欧州遠征含めて、どれだけみんなが危機感を持ってやり続けられるかというのがすごく大事になってくると思う。それを一人ひとりが自覚して、覚悟を持って日々やり続けるかが本当にW杯で出ると思っているので、そのスタンスを崩さずに自分はやっていくだけだと思います」。

(取材:本田千尋【レバークーゼン】、文・構成:編集部)

【了】

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