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東口順昭、好守で貢献。10月の3失点や新鋭の台頭も「死ぬほど悩んで吹っ切れた」

text by 編集部 photo by Getty Images

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東口順昭【写真:Getty Images】

【日本 2-1 中国 E-1選手権】

 日本代表は12日、EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会で中国代表と対戦し、2-1で勝利した。

 最後のPKで1失点したものの、東口順昭はファインセーブを見せるなどチームの勝利に貢献した。

「(試合に)入る時は冷静に行けましたけど、それまではちょっといろいろ考えて、不安でしたね。ハイチ戦とかよぎったり、(中村)航輔がああいういいプレーをしているというのがプレッシャーやったし、そういういろんなプレッシャーはあった」

 東口はそう明かしている。10月のハイチ代表戦では、自身のミスではなかったが3失点を喫した。また今大会初戦では中村が鮮烈な代表デビューを飾った。

 堂々たるパフォーマンスを見せたこの日の東口だが、そこに至るまでには苦労もあったようだ。「寝つきは悪かったです。2時間おきに起きるし(笑)。弱いなと」。それでも「死ぬほど悩んで試合までに吹っ切れたので、試合は冷静に入れた」とピッチでは周囲に安心感をもたらすプレーぶりだった。

 中村の存在は確かに脅威だろう。しかし、東口も日の丸を背負うだけの力がある。中国戦でそのことは証明された。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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