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「意識で変わる」。J1王者・川崎F、3失点敗戦も指揮官は改善に意欲

text by 青木務 photo by Getty Images for DAZN

鬼木達
川崎Fの鬼木達監督【写真:Getty Images for DAZN】

 FUJI XEROX SUPER CUP 2018が10日に行われ、川崎フロンターレはセレッソ大阪に2-3で敗れた。

 試合後、川崎Fの鬼木達監督は「まず今年初めての公式戦という中で、昨年のセレッソに対してリベンジというのもあった。そういう意味でサポーター、選手ともにリベンジの思いで挑んでくれたと思う。残念な結果になってしまったというのが正直なところ」と振り返った。

 前半、川崎Fは思うようにボールを動かせず決定機を作ることができなかった。指揮官が「攻撃の力がある」と評する大島僚太と大久保嘉人を後半スタートから投入し、迫力が生まれたが、追いかける展開を変えることはできなかった。

 昨季は守備の安定も手にしてクラブ史上初のリーグ優勝を達成した川崎F。だが、この日は3失点を喫している。

 「全員の戻る意識や粘り強さ、そこのところがどうしてもキャンプから多少気にはなっていた」と鬼木監督は言う。だが、「意識でずいぶん変わると思うので、もう一度意識を持たせることが一番大事になってくる」とも話した。

 課題も出た川崎Fだが、2失点目を喫した直後にPKで1点を返し、後半アディショナルタイムにネットを揺らすなど反発力は見せた。試合をひっくり返すことはできなかったが、「我々も時間とともに徐々に自分たちの持ち味を出せた」と鬼木監督。そして、「この敗戦をしっかりと受け止めたい。課題も多く出ましたし、これをしっかりとこの後のゲームにつなげていきたい」と前を向いた。

(取材・文:青木務)

【了】

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