FC東京、支配するのはボールではなくゲーム。堅守を体現、指揮官が出したハーフタイムの指示

2018Jリーグプレシーズンマッチが17日に行われ、FC東京が横浜F・マリノスに1-0で勝利した。開始早々に先制点を奪ったものの、相手に押し込まれる時間帯もあった。それでも、時間の経過と共に試合をコントロールできるようになった。その要因は何だったのだろうか。(取材・文:青木務)

2018年02月19日(月)10時20分配信

text by 青木務 photo Shinya Tanaka
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前半は相手のビルドアップに対し後手に回る時間帯もあった

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後半に守備の堅さが増したFC東京【写真:田中伸弥】

 徹底してショートパスを繋いでくる横浜F・マリノスに対し、FC東京は前田遼一とディエゴ・オリヴェイラの2トップが守備のスイッチを入れる。彼らが献身的にボールを追いかけ、コースを限定する。それによって、後ろの選手はパスカットを狙いやすくなる。

 とはいえ、「慣れるまではだいぶうちの選手も苦労したと思う」と長谷川健太監督が言うように、相手のビルドアップに対し後手に回る時間帯もあった。前田遼一のゴールにより開始5分でスコアを動かしたが、18分にはPKを献上している。守護神・林彰洋が抜群の反応でストップしたことで失点は免れたが、ここで試合を振り出しに戻されていたら横浜FMに流れを持っていかれていたかもしれない。

 また、ホームチームは連動した守備でマイボールにしても、その後のプレーにミスが出て再びボールを失ってしまう。

「攻撃のところで僕自身はちょっとミスが多かったので、そこは修正したい」とボランチの高萩洋次郎が振り返れば、長谷川健太監督もこう語る。

「ボールを奪った後に慌てて相手にプレッシャーをかけられて、余裕なく失う場面が何回かあったと思う。ああいうところをしっかり繋いでいけるようにしていかないといけないと思っている」

 奪った直後のプレーでしっかりボールを味方につけられた時は、攻撃もスピードアップ。2トップは前線でタメを作るだけでなく、積極的なランニングでパスを呼び込んだ。横浜FMの最終ラインは高く設定されており、その裏を狙う形はチームとしても共有されていた。

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