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FC東京・長谷川監督、失点悔やむ「一番やってはいけないパターン」。戦う姿勢は評価

text by 青木務 photo by Getty Images

長谷川健太
FC東京の長谷川健太監督【写真:Getty Images for DAZN】

 明治安田生命J1リーグ開幕戦が24日に行われ、 FC東京は味の素スタジアムで浦和レッズと対戦し、1-1で引き分けた。

 長谷川健太監督は試合後、「開幕戦勝利を目指して戦ったが、勝ち点1で残念です」と振り返った。だが、「選手たちも最後まで勝ち点3にこだわってやってくれたと思う」とイレブンの奮闘を評価。「もっともっと攻撃力というものをつけて、ホームで勝ち点3をしっかりと取れるようにトレーニングしていきたい」と意気込みを口にしている。

 後半開始早々の48分、高萩洋次郎のパスに抜け出した東慶悟が粘り強くゴールを奪った。しかし直後の50分、CKから同点弾を許してしまい、勝ち点1を分け合う結果に終わった。長谷川監督は「(先制点を)取った後すぐ取られるという、一番やってはいけないパターン」と指摘する。

「その辺がまだまだ甘さだと思うので、点数が動いた後に集中し直し、(相手に)やらせずに追加点を取るというところを目指して、次の仙台戦に向けてしっかり準備していきたい」

 試合前、指揮官は選手たちに「戦え!」と伝えたという。

「開幕というと色々言いがちだが、結局シーズンが始まると、戦う姿勢であったり球際だったり、切り替えという部分になる」

 選手たちはそれに応えるように90分間ファイトし、指揮官も「そういう姿勢は見せることができたと思う」と述べた。そして「もっともっと戦う姿勢を見せていければ」と意欲的だった。白星スタートとはいかなかったが、これを価値あるドローとするためにも次節は勝利したいところだ。

(取材・文:青木務)

【了】

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