本田圭佑、“使う側”であるが故の課題。パチューカと日本代表に共通する最重要ミッション

パチューカに所属する本田圭佑は、メキシコ1部後期リーグの全試合に先発起用されるなど周囲の信頼を確かなものにしている。一方、中心選手であるが故の課題も見えてきた。タイトなマークを受けて力を発揮できず、チームも0-5の大敗を喫したクルス・アスル戦から、今こそ克服すべきテーマを考察する。(文:河治良幸)

2018年03月12日(Mon)10時51分配信

text by 河治良幸 photo Getty Images
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パチューカが5失点大敗。本田は先発フル出場だったが…

本田圭佑
パチューカの本田圭佑はメキシコ1部後期リーグ全試合に先発出場中【写真:Getty Images】

 現地時間10日に行われたリーガMX(メキシコ1部)後期リーグの第11節、パチューカはメキシコ・シティをホームタウンとするクルス・アスルのエスタディオ・アスルに乗り込んだが、開始9分までに3失点を喫し、後半にもカウンターから2失点。守備が崩壊した一方で攻撃面もあまり良いシーンを見出せずに0-5と大敗した。

[4-1-4-1]の右インサイドハーフで先発した本田圭佑は4試合連続のフル出場を果たしたが、相手ボランチの22番ラファエル・バカと5番フランシスコ・シルバに厳しくマークされた。ワイドに流れても左サイドバックのアドリアン・アルドレテにチェックされる形で、攻撃のリズムを掴む前に味方が大量失点。その後、何とか前を向いて起点になるシーンを生み出したものの、ゴールに結びつけることはできないままタイムアップの笛を聞くこととなった。

 後期リーグに入って全ての試合に先発出場している本田がパチューカの中心選手となっていることは疑いない。序盤戦は[4-2-3-1]のトップ下、そこから[4-1-4-1]右サイドハーフ(または[4-3-3]のウィング)に戻ったが、ここ2試合はインサイドハーフで起用されている。中盤の主力であるビクトル・グスマンの欠場が大きいと考えられるが、もともとパチューカに加入するにあたり本田が希望していたポジションでもある。

 前後期合わせて9得点を挙げているグスマンは本田のパスに2列目から飛び込んで合わせるなど、“シャドー”としての特徴が強い選手だ。一方の本田はボールを捌きながらリズムを作り、機を見てアタッキングサードに侵入していくなど、本質的にタイプが異なる。

 その分、右サイドにはゴール前に飛び出せるアンヘロ・サガルが起用されているが、クルス・アスル戦は右サイドバックのラウル・ロペスを含めた3人の関係で相手の守備になかなか脅威を与えられなかった。

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