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Jリーグ 6年前

横浜で世界最恐ダービー再現!? Jリーグで主役となった外国人FWたちの知られざる因縁

text by 舩木渉 photo by Getty Images

対抗心むき出しの2人。過去の対戦では…

 ここで話をJリーグに戻そう。

 1年ぶりの再会を終えた後、ウーゴ・ヴィエイラはステバノヴィッチとの過去の対戦について「僕が全部勝っているんじゃないか」と語った。逆にステバノヴィッチは「4度対戦して1勝1分2敗で負け越した。僕にとって1年目はレッドスターがリーグ優勝したけど、2年目はパルチザンがリーグ優勝してカップ戦も制したのでタイトルの数では僕の方が勝っているよ」とより対抗心むき出しだった。

 両者の初対戦は2015年9月12日で、2人とも先発出場。試合ではウーゴ・ヴィエイラが2得点、ステバノヴィッチも1得点を決めたが、レッドスターが3-1で勝利した。

 2度目の対戦2016年2月27日。この試合でも2人は先発出場したが、またしてもウーゴ・ヴィエイラが決勝点を奪い、レッドスターがアウェイゲームを2-1で制した。

 3度目の対戦となった2016年4月16日のダービーは1-1のドロー。2人とも先発出場したがゴールはなかった。そして最後の4度目、2016年9月17日の対戦ではウーゴ・ヴィエイラが先発、ステバノヴィッチは後半から途中出場だったが、パルチザンが1-0で勝利しホームで意地を見せた。

 タイトル数で比べると、レッドスターがウーゴ・ヴィエイラ在籍中に手にしたのは2015/16シーズンのリーグ優勝のみ。そしてポルトガル人FWは個人でそのシーズンのリーグMVPを獲得している。一方、パルチザンは2015/16シーズンのカップ戦で優勝し、2016/17シーズンはリーグ優勝とカップ戦制覇の2冠を達成しているのでステバノヴィッチは3つのタイトルを獲得したことになる。

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