名波ジュビロ、連敗にも悲観なし。躍動の2シャドー、昨季とは異なる色に見るチームの可能性

J1第15節が19日に行われ、ジュビロ磐田は湘南ベルマーレに0-1で敗れた。前半は相手を圧倒したものの、後半は変化を加えてきた湘南の前に沈黙。リーグ戦2連敗で中断期間に入ることになった。だが、チームに悲観的な空気は流れていない。前半に躍動した松浦拓弥と山田大記の2シャドーは、磐田をさらに進化させる可能性を秘めている(取材・文:青木務)

2018年05月21日(Mon)10時50分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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相手のお株を奪った磐田

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山田大記と松浦拓弥【写真:Getty Images】

 勝ち点3を得ることはできず、敗戦を受け入れてスタジアムを後にすることとなった。しかし、残ったのは悔しさだけではない。ジュビロ磐田は、昨季とはまた違った可能性を示している。

 明治安田生命J1リーグ第15節、磐田は湘南ベルマーレとの一戦に臨んだ。ロシアワールドカップ開催による中断前、最後のリーグ戦を勝利で飾るべく、サックスブルーは試合開始からフルパワーでゴールを目指した。

 パスの選択肢は常に前方向で、相手の嫌がる位置に複数の選手が顔を出す。後ろからは味方が次々に追い越してくる。『ノンストップ・フットボール』を掲げる相手のお株を奪うような、積極的な攻撃を見せた。

 セカンドボールを拾うとすぐさま二次攻撃を展開。いい意味で落ち着くことなく、相手に息をつかせない。主体的にプレーすることで各々が対峙するマーカーの先手を取った。

 前半だけで9本のシュートを放っているが、これは今季の磐田にとって最多である。1分に山田大記とのワンツーで小川大貴がPA内に侵入したのを皮切りに、バイタルエリアに何度も侵入した。ストライカーの川又堅碁が前半だけで4本のシュートを放ったことからもわかるように、磐田が湘南を押し込んだ。

 この45分間を振り返れば間違いなく磐田のゲームだった。しかし、結果的には0-1で敗戦。名波浩監督は「サッカーの怖さ」という表現を使っているが、スコアを動かせなかったことで湘南に希望を与えてしまった。

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