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スイス相手に0-2は実力どおり。ガーナ戦からの改善、求められる「運」を味方につける戦い方【西部の目】

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Getty Images

DFとGKの連係は整えておきたい

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ミスを減らすことと、DFとGKの連係を整えることぐらいはやっておくべきだろう【写真:Getty Images】

 0-4で負けている試合は、いくら運がよくても5-4にはならない。悪くても1点差で推移する展開にしなければ運が味方しても勝つのは無理だ。日本がワールドカップで接戦を演じるための条件が、ミドルプレス+ショートカウンターの戦い方であり、スイス戦ではそのとおりのプレーだった。

 しかし、常に日本が意図しているとおりの状況には当然ならない。スイスはサイドチェンジを使って日本のディフェンスラインを押し下げてきた。引かされたときの日本の守備はパワーで押し切られる恐れがあり、スイスがシンプルに入れてくる高いボールに対して何度か危ない場面があった。

 また、自陣からのビルドアップでミスが出る傾向も相変わらず。引いて戦うことを意図していなくても、そうなることは普通に起こる。残り時間でやれることは限られているが、ミスを減らすことと、DFとGKの連係を整えることぐらいはやっておくべきだろう。

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