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日本代表 6年前

【コロンビア戦プレビュー】日本に求められる組織力の結集。敵の攻守におけるウィークポイントとは?

日本代表は19日、ロシアワールドカップ・グループリーグ第1節でコロンビアと対戦する。言わずと知れた南米の強豪相手に日本は、どのような戦い方で挑むべきなのだろうか。そして、コロンビアの攻守におけるウィークポイントとは?(文:河治良幸【サランスク】)

text by 河治良幸 photo by Getty Images

武藤の起用で相手DFを逆手に取る?

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日本代表は19日にコロンビアとのゲームに挑む【写真:Getty Images】

 いよいよコロンビア戦を迎える日本代表。西野朗監督が就任から最大目標にしてきた相手であり、どういう布陣でどう戦うか注目される。コロンビアが強豪であることは今さら言うまでもないが、攻撃と守備それぞれにウィークポイントがあり、日本としては貪欲について勝利を目指していくべきだ。

 攻撃面のウィークポイントは 中盤から最終ラインにかけて揃ってボールを奪いにいく意識が高いこと。つまりそれは彼らの強みであり弱味でもある。顕著なのは若いダビンソン・サンチェスとジェリー・ミナがセンターバックを組む場合。サンチェスはトッテナムで台頭し、ミナはバルセロナに所属するタレント。1対1に強さを誇るだけに、個人でボールを奪いに行きがちなのだ。

 それぞれ積極的にインターセプトを狙ってくるため、そこでかわすことができれば縦のショートパスなどで裏を取ることもできる。例えば左の乾から香川がボールを受け、ミナがボールを奪いにきた裏に武藤が抜けて香川からのパスを受けるといった形だ。一方でシンプルにボールを当てていく攻撃はなかなか通じないかもしれない。

 パラグアイで存在感を見せた岡崎は宿舎での別メニューが続いており、大迫の先発が濃厚となるが、相手ディフェンスの特徴を逆手に取るなら武藤の起用も有効だ。ただし、西野監督が交代カードをどうプランニングしているかがスタメンにも大きく影響する。特に高い位置からのプレスとミドルゾーンでのプレスを使い分ける日本のスタイルは1トップの消耗がどのポジションより激しい。岡崎が初戦に使えなければ大迫か武藤の二択になりそうだが、状況によっては本田がこのポジションを務めるプランは大いにありうる。

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