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日本代表 6年前

フランスメディアが見た日本。「実にいい」伝説のFWも絶賛。一方、川島の真の評価は?【ロシアW杯】

text by 小川由紀子 photo by Getty Images

失点は確かにGKのミスだが…

日本代表
日本の1失点目のシーンを仏メディアは「2つのエラーが重なった」と描写している【写真:Getty Images】

 フランスメディアでは一様に乾の評価が高いが、同じく高評価だったのが酒井宏樹だ。

 試合を中継した『BeINスポーツ』の解説者も、「今日のサカイは非常に良い働きをした」と称賛。『フランス・フットボール』誌も、酒井に乾と同じチーム最高点の「6」をつけている。

 日本のネットニュースでGK川島のミスが大きく取り上げられていたので、こちらのメディアではどうかと川島関連ネタを探ってみたが、意外なほど「酷評」と呼べるものは見当たらなかった。

 たとえば『パリジャン』紙の「日本対セネガル戦あらまし」では、「12分にマネが先制」とだけ記され、そこに川島のエラーがあったことには一切触れられていない。日本の2点目のシーンには、「相手GKカディム・エンディアイエがクリアし損ねたため」と明記されているのにだ。

 テレビ中継の解説者は、むしろ原口のクリアのまずさを指摘し、そこから川島のパンチングと続き「2つのエラーが重なった」と描写していた。コロンビア戦のフリーキック処理のシーンでは辛口だった元日本代表アシスタントコーチのジャッキー・ボヌベー氏も「GKによる手元のミス」と、見たままを語った程度だった。

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