【英国人の視点】鹿島が見せたスコア以上の圧倒感。無抵抗の中国勢…クラブ初のアジア4強へ必要なこと

鹿島アントラーズは28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝1stレグで中国の天津権健を相手に2-0で先勝した。アウェイでの2ndレグを残してはいるが、試合内容はスコア以上に圧倒的なものだった。鹿島はこのまま次のステージへ駒を進めることができるのだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)

2018年08月30日(Thu)14時45分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images for DAZN
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不安を吹き飛ばしたレオ・シルバの一撃

鹿島アントラーズ
ACL準々決勝1stレグ、天津権健と対戦し勝利を収めた鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】

 準々決勝がこれほど一方的な試合となることは珍しい。

 火曜日の夜に行われたAFCチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグの試合で、鹿島アントラーズは天津権健を一蹴してみせた。9月18日の2ndレグを残してはいるが、大岩剛監督のチームの圧倒ぶりは2-0というスコアでも全く釣り合わないほどのものだった。

 動きの鈍いアウェイチームに対し、アントラーズは意欲溢れるプレーで守備網を突破。前半のほとんどの時間を通してパウロ・ソウザ監督のチームを自陣に釘付けとし、最初の30分間だけで7本のCKを獲得していた。

 しかし、その優位をなかなか活かすことはできなかった。スコアレスでハーフタイムを迎えると、この試合も日本のチームのよくあるパターンに陥ってしまうのではないかという不安が頭をもたげてきた。決定力を欠いてチャンスを無駄にしてしまい、より冷徹な相手チームにやられてしまうというパターンである。

 だが後半になりプレーが再開されるとすぐにその不安は吹き飛ばされた。前半と全く同じ流れのまま後半に入り、圧力を強めていくアントラーズに対して天津は何の抵抗も見せることはなかった。

 結局60分にはその攻勢が報われる。遠藤康がヘディングでエリア内に落としたボールに反応したレオ・シルバがGKジャン・ルーを破って強烈なシュートを突き刺し、ホームゲームが内容に見合うリードを奪った。

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