窮地の柏レイソルが得たもの。悔い残るドローも“過去”を払拭、ポジティブだった試合の終わり方

明治安田生命J1リーグ第27節が22日に行われ、柏レイソルはサガン鳥栖と対戦し1-1で引き分けた。残留争いのライバルを追い抜くことはできなかったが、ポジティブな要素は少なくなかった。『勝ちきれなかった』ゲームでレイソルが得たものとは?(取材・文:青木務)

2018年09月23日(Sun)11時23分配信

text by 青木務 photo Getty Images for DAZN
Tags: , , , , , , ,

話し合いで解決したこと

180922_otani_getty
チームを駆動させた大谷秀和【写真:Getty Images】

 勝つべき試合を引き分けた。結果だけを見れば前向きにはなれないかもしれない。しかし、柏レイソルが得たものは少なくない。

 前日に行われた清水エスパルス対ガンバ大阪の一戦ではG大阪が2-1で逃げ切っており、レイソルは自動降格圏の17位でサガン鳥栖戦を迎えることになった。勢いを持ってアウェイの地に乗り込んできた相手に対し、レイソルは2連敗中だった。直近のゲームでは前線と最終ラインの距離が広がり、中盤でセカンドボールを拾えない。各々の勝ちたい気持ちがチームの力に昇華せず、問題点を修正できないままタイムアップのホイッスルを聞いた。

 連敗を止めるべく、選手ミーティングを行うなど意思統一を図ってきたという。中心となったのは大谷秀和であり、鳥栖戦で実際にチームを駆動させたのも背番号7だった。

 リーグ戦10試合ぶりのスタメン出場となった大谷は、試合開始から質の高いプレーを見せる。相手に素早くアプローチし、球際の争いでも強さを発揮。勘所を知っている大黒柱のプレーが落ち着きをもたらし、コミュニケーションを図ってきたこともあってか一人ひとりの出足も鋭かった。

 課題の一つだった立ち上がりの失点を回避すると、攻撃面でもポジティブな効果が生まれている。次第にボールも落ち着くようになり、個々の選択ではなくチーム全体で前進していく。大谷、鈴木大輔を中心に声をかけ合いながら、集中力を持続させたまま試合を進めることになった。

1 2 3

新着記事

FChan TV

↑top