今季リーグ戦初先発の香川。決定機逃すも焦りはなし。重要なのは「試合に絡み続けること」

現地時間22日に行われたブンデスリーガ第4節、ホッフェンハイム対ドルトムントの一戦は1-1のドローに終わっている。この日、香川真司は今季初となるリーグ戦での先発出場を果たしている。55分に訪れた決定機は決め切れなかったが、本人に焦りの色は見受けられない。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

2018年09月23日(Sun)13時08分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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決定機を逃した香川

香川真司
ホッフェンハイムとの試合でリーグ戦初先発を飾った香川真司【写真:Getty Images】

 決定機を逃した。劣勢のさなか、0-1で迎えた55分の右サイド。クリスティアン・プリシッチが、スティーブン・ツバーとステファン・ポシュを振り切った。しなやかなドリブルで突破する。折り返されたボール。スルスルとゴール前に入ってきた香川真司が、左足ダイレクトでシュートを打つ。ボールはエルミン・ビカクチッチの足に当たって、ゴールの左に逸れていった。

「試合に出ないとコンディションは上がってこない」。「激しい戦いの中でしか感じられないもの」がある。よって「試合に絡み続けないと」いけない。4日前のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第1節、対クラブ・ブルージュ戦の試合後、そのように語った香川。その言葉どおり、22日に行われたブンデスリーガ第4節、対ホッフェンハイム戦で先発した。

[4-2-3-1]の布陣の中、背番号23はトップ下のポジションで出場。試合後にルシアン・ファブレ監督が「我々は最初の25分間は良いプレーをした」と話した序盤の戦いでは、バイタルエリアでパスを受けてすかさず前を向き、攻撃のタクトを振るった。ブルージュ戦での出場時に比べれば、コンディションは上がっているようだ。ドルトムントがボールを動かして敵陣に入っていく中、ピッチの中を広く動いて積極的にボールを引き受け、ビルドアップに貢献した。

 もちろん全てが噛み合ったわけではない。29分、香川とマハムート・ダフートはパス交換で中央突破を図ったが、ダフートがマリウス・ヴォルフに送ろうとしたボールは奪われ、カウンターを食らう。35分、ウカシュ・ピシュチェクとマルコ・ロイスとの連係で右サイドを崩しにかかった場面では、香川がロイスに落としたヒールパスが少し長過ぎた。そもそもチーム全体が手探りを続けている。周囲を見渡せば、アクセル・ヴィツェルとダフートのダブルボランチ、左にロイス、右にプリシッチ、そしてワントップにヴォルフと、ブルージュ戦の出場時とも違ったメンバーだ。

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