日本の新たなリーダー候補・吉田麻也の覚悟。胸に秘める長谷部の魂、守備の要に求められるもの

2018年10月10日(Wed)12時10分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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吉田の存在意義は大きい

「僕自身、ワールドカップが終わってからサッカー選手として何も2カ月やってないし、何の手ごたえもない状態でここに来ている」と本人も苦しい胸の内を吐露した。直近の7日のチェルシー戦では3バックの中央に入って奮闘したものの、7月2日のロシア大会ラウンド16でまさかの逆転負け喫したベルギーのエースFW、エデン・アザールに得点を許すなど、不完全燃焼感の強い結果に終わっている。その悪循環を日本代表に持ち込むわけにはいかない。ここはしっかりと気持ちを切り変えて、日本の守備リーダーとしての意地と誇りを示す必要がある。

 中島翔哉や南野拓実、堂安律ら若きタレントがひしめくアタッカー陣に比べると、センターバックは競争が少ないかもしれない。ただ、9月のコスタリカ戦で先発した23歳の三浦弦太に加え、欧州組・19歳の冨安健洋など若手が台頭しつつあるのは確かだ。ケガで長期離脱している25歳の昌子源も1か月後の11月シリーズには戻ってこられる公算が大で、実績と国際経験値で群を抜いている吉田でさえも、ウカウカしてはいられなくなってきた。

 ワールドカップ前には「センターバックの選手層が薄い」と苦言を呈していた吉田が危機感を抱くような状況になるのは、森保ジャパンに非常にとっていいこと。守備の大黒柱たるべき男にも、2011年アジアカップで代表デビューした頃を思い出し、原点に返って「日の丸をつけることの重み」をピッチ上で示してほしい。そうすれば、新生ジャパンが引き締まるのは間違いない。それだけ吉田の存在意義は大きい。そこを本人にも改めて自覚してほしい。

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