日本の新たなリーダー候補・吉田麻也の覚悟。胸に秘める長谷部の魂、守備の要に求められるもの

2018年10月10日(Wed)12時10分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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チームをけん引する存在となるか

 もちろん青山もブラジル経験者だから、長谷部や川島永嗣、本田圭佑らのやってきた仕事の重さをよく理解しているはず。どちらがキャプテンマークを巻いても、誰も異論を唱えることはないだろう。ただ、吉田の方がロシアの成功を実際に体験し、イングランドで足掛け7年間世界基準を嫌というほど体感している。その部分は青山にはない部分。

 もっと言えば、森保監督自身も知らない領域かもしれない。だからこそ、キャプテンを担うのは吉田の方がいいという見方もある。果たして指揮官はどちらを選択するのか。2人キャプテン性という異例のスタイルを導入する可能性すら考えられるだけに、その判断が待たれる。

 いずれにしても、吉田麻也に今、求められるのは、サウサンプトンでコンスタントに試合に出ていた頃と同じレベルのパフォーマンスをピッチ上で見せて、周りを安心させることだ。そこからが新たな代表キャリアのスタートと言っていい。新潟合宿2日目の実戦形式のメニューなどを最後まで凝視して、新戦力の特徴を把握しようと努めていたのも、そういった自覚の表れに違いない。

 その貪欲な姿勢はきっと実戦でも生かされる。長谷部、本田らが去った後のリーダー候補には「自分もまだまだ十分に戦える」という事実を証明し、チームを力強く引っ張ること。それを今回の2連戦で強く求めたいものだ。

(取材・文:元川悦子)

【了】

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