【英国人の視点】「サッカーは楽しい」を体現した日本代表。希望に満ち溢れた、いつもと違う親善試合

いつもの親善試合とは明らかに違った。日本代表がウルグアイ代表に勝利を収めた16日の夜、埼玉スタジアムには希望が満ちていた。見ていても、やっていても楽しいサッカーをピッチ上で表現した森保ジャパンの進む先には、どんな景色が見えてくるだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)

2018年10月19日(Fri)10時44分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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「お決まりの展開」ではなかった会心の勝利

日本代表
日本代表はウルグアイを4-3で下して、新体制発足から3連勝を飾った【写真:Getty Images】

 何はともあれ、楽しかった。

 キリンチャレンジカップの試合は、いつも大した驚きのない内容となるものだ。サポーターのチャントが鳴り響く中で新たな選手が試され、何人もの選手交代が行われるというお決まりの展開。本格的なエンターテインメントとしては物足りない。

 だが火曜日(16日)の試合は違った。森保一監督のチームはウルグアイに4-3という信じがたい勝利を収め、埼玉スタジアムに訪れた5万7239人のファンは試合について大いに語り合いながら笑顔で帰宅することができた。

 確かに今回のウルグアイは「親善試合モード」ではあった。ルイス・スアレスは不在で、直前の試合では韓国にも1-2で敗れており、6人の選手交代も行った。試合に向けた準備やモチベーションにも疑問の余地はある。

 日本のある選手は試合後に、相手は前夜に六本木に繰り出していたのかもしれないと冗談を飛ばしていた。だがウルグアイほどのチームであればそう簡単に負けたいとは思っていないし、ましてや4点を奪われることなど滅多にない。

 森保ジャパンの新体制始動から2試合連続で3-0の勝利を収めていた日本代表は、この試合でも2列目に中島翔哉、南野拓実、堂安律を並べ、最前線には大迫勇也を置く。守備陣では酒井宏樹、吉田麻也、長友佑都が森保体制初先発。順調に試合をスタートさせたのはホームチームの方だった。

 開始15分間にボールを支配し続けたサムライブルーは、その時間帯に重要な先制点を奪うことにも成功。ボールを保持しながらもチャンスを生み出せないことが多く、チャンスを生み出しても決められないことがそれ以上に多い日本代表だが、今回はそうはならなかった。前半10分に中島の鋭いパスを受けた南野が見事なターンからフィニッシュを決めてみせた。

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