別格の輝きを放つ安部裕葵。U-19日本の10番、“カシマイズム”の継承者として世界へ

U-19日本代表は22日、AFC U-19選手権のグループリーグ第2戦のタイ戦を3-1で制し、2連勝を飾った。この試合で輝いた攻撃陣の中で、別格の存在感を発揮したのは安部裕葵。攻守にわたって奮闘した日本の10番は、チームを世界の舞台へ導くか。(取材・文:舩木渉【インドネシア】)

2018年10月23日(Tue)13時33分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images,AFC
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U-19日本代表、2連勝でグループリーグ突破

U-19日本代表
グループリーグ突破を決めたU-19日本代表【写真:AFC】

 世界への切符が手の届くところに見えてきた。22日に行われたAFC U-19選手権のグループリーグ第2戦、U-19日本代表は3-1でU-19タイ代表を下し、開幕から2連勝を飾った。

 ベスト4に入ることで来年ポーランドで開催されるU-20ワールドカップ出場権を獲得できる今大会。日本は連勝で勝ち点を「6」まで伸ばし、グループ首位を確定させた。最終戦の結果しだいで北朝鮮に勝ち点で並ばれる可能性を残すが、その場合の順位決定時には「当該チーム同士の対戦成績」が最も重視される。よって初戦で同国に5-2で勝利した日本はグループBのトップでベスト8に進むことが決まっている。

 北朝鮮戦から中2日でタイ戦を迎えた日本は、スタメンを5人変更。それでも序盤の落ち着かない時間帯を乗り越え、前半だけで3-0と大差をつけた。相手がより攻撃的になった後半も決して楽な展開ではなかったが、失点を最低限にとどめて勝ち点3を確保した。

 日本の攻撃陣はしっかりと結果を残した。初戦で途中出場ながら1ゴールを奪っていたFW宮代大聖は、直接フリーキックを含む2ゴールの活躍を披露。FW斉藤光毅も北朝鮮戦に続く2試合連続ゴールを挙げ、チームに勢いをもたらした。

 そんな中、別格の輝きを放ったのはMF安部裕葵だった。27分に左サイドを突破してクロスから宮代のゴールを演出。さらに42分には相手の意表を突く絶妙なスルーパスで斉藤のゴールをお膳立てする。この2アシストのみならず、攻守にわたって状況に応じた幅広いプレーで絶大な存在感を発揮した。

 安部は鹿島アントラーズに所属するプロ2年目の19歳。昨季はリーグ戦13試合の出場で、先発起用は1試合のみだったが、ルーキーながらスーパーサブ的な役割を担った。そして迎えた今季は、すでにリーグ戦19試合に出場し、うち先発起用は12試合と主力に定着している。

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