「何を取っても表現しづらい」。イニエスタ擁する神戸も危ない? 大混戦のJ1残留争いを読む【宮澤ミシェルの独り言】

日本代表選出経験も持つ元Jリーガーで、現役引退後は解説者として活躍中の宮澤ミシェル氏の連載企画。第22回は、J1残留争いについて。不安視されるチームは? 史上稀に見る大混戦となったリーグは、どのような結末を迎えるのだろうか。(語り手:宮澤ミシェル)

2018年11月01日(Thu)11時01分配信

シリーズ:宮澤ミシェルの独り言
text by 青木務 photo Junichi Ebisawa , Getty Images
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J1は「差が出づらい」リーグ

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宮澤ミシェル氏が、J1残留争いについて語った【写真:海老沢純一】

 J1も最終盤に突入した。今シーズンは例年以上に残留争いが熾烈だけど、リーグ全体を見て思うのは、ビッグチームという存在が色々な条件で叶わなくなったということだ。それはストライカーなんだけど、お金をバンバン出して外国人を呼んじゃうとか、そういうのがなくなっている。また日本人の実力者も各チームに、いい感じに散らばっているなと。だから差が出づらい。

 何で差をつけるかとなった時に外国人の存在があるけど、飛び抜けたストライカーがなかなか来なくなっている。名古屋のジョーは飛び抜けていると言えるけどね。そういうことが、混戦を招く要因なのかなと。

 名古屋で言うと、風間(八宏)さんみたいに攻めが最大の防御だ、というような個性が作りづらいのかもしれないね。広島は城福(浩)さんの下、気持ちと戦い方がマッチしたけど、パトリックが点を取れなくなってくると成績が下降してしまった。ということは、あまり他で違いをつけられない。

 だから、強豪クラブがいないJリーグということなんだよね。均等化にはなったけど・・・という。レベルが上がった、となるにはもう少し時間がかかると思う。

 それでも、一番下のチームがこれだけ戦えているのは悪いことじゃない。最下位の長崎は8勝しているわけでしょう。8勝5分だから13試合で勝ち点を取っている。その上の柏は10勝。下手したら勝ち点38~39は取らないと残留できない。一番下が30を超えるというのはなかなかない。長崎はゲームによってはミスが出て完敗するけど、しっかり戦えているし、サイド攻撃を構築できるチーム。高木琢也がちゃんとサッカーをやらせているという感じだね。

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