中島、南野、堂安の力再確認も・・・アジア杯へ一抹の不安。彼らを絶対視できない理由【西部の目】

日本代表は20日、キルギス代表と対戦して4-0の勝利に終わった。ベネズエラ戦で出場時間の短かったアタッカー陣が先発したものの、次第に単調さが目立ち始める。後半途中から出場した中島翔哉らが一気に試合を決めたが、“主力”と“控え”の明暗が分かれることになった。明確なオプションが見つからないまま、森保ジャパンはアジアカップに臨む。(文:西部謙司)

2018年11月21日(Wed)11時50分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Shinya Tanaka , Getty Images
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引いた相手を攻略する予行演習

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日本代表はベネズエラ戦からメンバーを入れ替えてキルギス戦に臨んだ【写真:田中伸弥】

【日本 4-0 キルギス】

 アジアカップ前最後の強化試合の相手はキルギス。アジアカップ出場を決めているとはいえ実力差は明白だ。守りを固める相手に対して、いかに戦うか。アジアカップで想定される展開の予行演習である。

 5-4-1で守備を固めるキルギスに対して、2分で山中亮輔が先制。19分にFKから原口元気が加点して2-0で折り返した。しかし、前半の日本の攻撃はアジアカップへのスパーリングとしては不十分だった。

 相手が引いているのでボールを運ぶことには何の問題も起こらない。サイドバックがタッチライン際に高い位置をとり、原口と伊東純也のサイドハーフがハーフスペースにポジショニングし、サイドバックにパスが入ったら斜め前に動いてニアゾーンへ侵入する。あるいは、サイドハーフがハーフスペースで受けて外へ流し、サイドバックがより深い場所へ進出してえぐる。日本の攻撃ルートは主にこの2つだった。

 定石どおりの攻め方なのだが、さすがに30分を経過したころにはキルギスも日本の攻め手に慣れてきた。ところが、日本は同じ攻撃を繰り返す。ニアゾーンを狙うサイドハーフをおとりにして杉本健勇を使うぐらいで変化がない。アイデア不足だった。

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