ドイツ代表、W杯のその後。カウンター型への移行も前途多難…旧世界王者に希望はあるか

ロシアワールドカップでまさかのグループリーグ敗退に終わったドイツ代表。同大会以降も不振から抜け出せず、今季より開幕したネーションズリーグでも、グループリーグの最下位に終わった。レーブ監督は新システムを試すなどし、不振からの脱却を図っているが…(文:本田千尋【ドイツ】)

2018年11月23日(Fri)11時00分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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ドイツ代表の不振は続く

ドイツ代表
ロシアW杯ではGL敗退。NLでも、グループ最下位に終わったドイツ代表【写真:Getty Images】

 空席が目立ったフェルティンス・アレーナ。62,271人を収容するシャルケ04のホーム・スタジアムに集まった観衆は42,186人だけだった。満員御礼が当たり前の“ケーニヒスブラオ”の試合で、バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントを迎え撃った時に充満する青い熱気は、カケラもない。冬の隙間風が漂っていた。

 今月19日に行われたUEFAネーションズリーグ・リーグAのグループ1最終戦。不振にあえぐドイツ代表は、復活を遂げつつあるオランダ代表を迎えることになった。ロナルド・クーマン監督率いる“オランイェ”は、3日前にロッテルダムで、同じくグループ1所属のフランス代表を2-0で撃破。“現世界王者”に対して堂々たる戦いを見せた。その結果、最終戦を待たずしてドイツ代表のリーグB降格が決定。ヨハヒム・レーブ監督は次のようなコメントを残した。

「オランダは世界王者のフランスに勝つべくして勝った。もちろん我々にとって、この結果は苦いものだ。これ以上リーグAに残るチャンスがないからね」

 よってドイツ代表にとって、このオランダ代表戦は消化試合となったわけだが、それでもモチベーションは高かった。レーブ監督は「月曜にゲルゼンキルヒェンで我々はファンに良いゲームを届けて、今年最後の挨拶をするつもりだ」と語った。既に指揮官の視線はEURO2020に向けられている。現状を嘆いてばかりもいられない。レーブ監督は意気込む。

「再び強力なチームをトーナメントに送り込むつもりだ」

 チーム・マネージャーのオリバー・ビアホフ氏は、オランダ代表戦を「威信を掛けた戦い」と形容。レオン・ゴレツカは「オランダとの試合はいつも特別なものだ。僕らは全てを注いで勝つつもりだよ」と話した。

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