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欧州5大リーグ前半戦総括。見逃した方は必読! 圧巻のユーベにPSG、プレミアは激戦に【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

セリエA

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セリエAの順位表など【写真:Getty Images】

1位:ユベントス 19試合17勝2分0敗(勝ち点53/得失点+27)
2位:ナポリ 19試合14勝2分3敗(勝ち点44/得失点+20)
3位:インテル 19試合12勝3分4敗(勝ち点39/得失点+17)※1月8日現在

 リーグ7連覇中のユベントスの勢いが止まらない。今夏にクリスティアーノ・ロナウドを加えた同クラブは、リーグ戦19試合で無敗を維持しており、勝ち点はすでに「53」に到達している。その強さは衰える気配がないため、リーグ8連覇は問題ないとみていいだろう。すでに視線は「無敗優勝」に向いているはずだ。

 対抗勢力のナポリも決して悪くない前半戦を送ったが、やはりユベントスとの間には大きな「差」が存在している。現時点で首位とは勝ち点差「9」となっており、ユベントスの実力を考えてもこのポイントを逆転する可能性はかなり低いと言わざるを得ない。しっかりとチャンピオンズリーグ出場圏内の座を守ることに集中すべきかもしれない。

 復活を目指すインテルとミランのミラノ勢は、前半戦で明暗が分かれる形となった。夏の大型補強に成功したインテルは、2位ナポリと勝ち点5差の3位につけている。リーグ優勝の可能性は極めて低いが、ナポリを上回る確率はまだ高いだろう。2季連続のCL出場を狙う同クラブにとっては、まずまずの前半戦だったといえる。

 一方でミランが置かれた状況は深刻だ。主力にけが人が相次ぎ、満足いく戦力で試合に臨めていないという状態が続いている。期待されて加入したゴンサロ・イグアインもその実力を十分に発揮できず、批判の的に。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の立場もいよいよ怪しくなってきた。目標であるCL出場権獲得も、決して楽観視できる状態ではない。

 昨季CL・ベスト4に進出したローマもまた、苦しい前半戦を過ごした。アリソンを筆頭に主力を大量放出した同クラブは、新戦力がうまく機能せずリーグ戦では現時点で6位に低迷。後半戦は闘将エウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督の手腕が問われることになりそうだ。

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