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欧州5大リーグ前半戦総括。見逃した方は必読! 圧巻のユーベにPSG、プレミアは激戦に【編集部フォーカス】

2018年が終わりを迎えると同時に、欧州5大リーグの前半戦も幕を閉じた。いよいよここからは勝負の後半戦に突入する。今回フットボールチャンネル編集部では欧州5大リーグの前半戦を各リーグごとに振り返っていく。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ

プレミアリーグ
プレミアリーグの順位表など【写真:Getty Images】

1位:リバプール 21試合17勝3分1敗(勝ち点54/得失点+39)
2位:マンチェスター・シティ 21試合16勝2分3敗(勝ち点50/得失点+39)
3位:トッテナム 21試合16勝0分5敗(勝ち点48/得失点+25)※1月8日現在

 マンチェスター・シティの圧倒的優勝で幕を閉じた昨季のプレミアリーグ。今季も、王者の強さは遺憾なく発揮されており、リーグ戦21試合を終え勝ち点50を稼いでいる。しかし、そんな絶対王者を上回るチームが、今季のプレミアリーグには存在する。それがリバプールである。

 昨夏に積極的な補強を施行した同クラブは、リーグ開幕からエンジン全開で挑み、勝ち点を驚異的なペースで積み上げた。モハメド・サラーを中心とした爆発的な攻撃力に加え、今季は守備の安定感も光るなど、他のクラブをまったく寄せ付けない完璧なチームを作り上げ、堂々の首位に立ったのだ。前半戦の出来だけをみれば、悲願のリーグ優勝はかなり近いと言えるだろう。

 もちろん、2位につけるシティも優勝候補には変わりない。最後までリバプールと首位の座を争うだろう。

 また、3位・トッテナムもリバプールにとっては厄介な存在だ。夏に補強を行わず、当初はやや心配する声も挙がったが、既存戦力が変わらず実力を示しており、リーグ戦21試合で勝ち点48を獲得。まだまだ優勝争いに食い込むことができそうだ。

 マウリツィオ・サッリ新監督を迎えたチェルシーは、シーズン序盤こそ安定して勝ち点を稼いでいたが、リーグ戦第13節の対トッテナム戦に敗れて以降、ペースが落ちてしまった印象は否めない。首位・リバプールとの差は現時点で「10」となっているなど、リーグ優勝の可能性は決して高くないが、チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けては申し分ない前半戦だったといえるだろう。

 そのチェルシーとCL出場権を争うアーセナルも前半戦はおおむね良い出来だった。ウナイ・エメリを新監督に迎え、スピーディーなサッカーを展開した同チームは、公式戦22戦無敗を記録するなど、明らかに生まれ変わった姿を披露。リーグ優勝には手が届かないかもしれないが、サポーターの期待は前半戦の成績でますます膨らんでいるだろう。

 ビッグ6の中で唯一遅れを取ったのがマンチェスター・ユナイテッドだ。シーズン序盤から不安定な戦いが続き、リーグ第17節、対リバプール戦を1-3で落とすと、ジョゼ・モウリーニョは指揮官の座を降りた。順調に勝ち点を伸ばせず、CL出場権獲得にも暗雲が立ち込めているが、オーレ・グンナー・スールシャール監督の下で復調の兆しを見せ始めているだけに、後半戦の巻き返しに期待したい。

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