アジアカップ準優勝、日本代表は今後どうするべきか。増える欧州組とコパ・アメリカへの期待

2019年02月02日(Sat)14時30分配信

text by 河治良幸 photo Shinya Tanaka
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高まる欧州組の比率

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日本代表は今後、どのようなチーム作りを進めていくのか【写真:田中伸弥】

 一方の日本は代表クラスの選手が欧州各国のリーグに散らばり、今回はUAEのアル・アインに所属する塩谷司も加わるなど、ワールドワイドに活動する選手たちの集合体と化している。

 国内組にしても、大会当初の最大勢力はサンフレッチェ広島の2人で、権田修一や伊東純也の欧州移籍により、さらに欧州組の比率が高まりそうだ。

 また、ここに来て川崎フロンターレからマンチェスター・シティに移籍後、オランダのフローニンゲンにレンタルとなった板倉滉や柏レイソルから同じくオランダのズヴォレに移籍した中山雄太など、A代表入りを待たず欧州リーグに挑戦の場を移す東京五輪世代も続出している。

 そうした動きに歯止めをかける必要はない。それこそ東京五輪を目指すU-22代表やU-20代表からA代表に抜擢される選手が増えることを想定すれば、森保監督がU-22代表でベースにしている[3-4-2-1]を本格導入し、まさしくカタールのように可変性の高いチームを構築していくプランも有効かもしれない。

 ただ、バラバラのリーグやクラブから代表活動のたびに選手が集まっては離れる、また国内外のクラブでアピールした新戦力が加わると言ったことは連係面で常に難しさはあるものの、選手層や競争力と言う部分でカタールには無い強みであり、今後の伸びしろでもある。

 だからカタールを理想として模倣しても仕方がないが、結果を出すことによってしか正当化はされない。その意味でもカタールとともに参加する半年後のコパ・アメリカでは経験だけでなく、結果にこだわっていくことも求められるが、アジアカップのメンバーとも違った顔ぶれになる可能性が高く、そこは期待でも楽しみでもある。

(取材・文:河治良幸【UAE】)

【了】

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