香川真司、“復活”への26分間。海外組でも稀有な経験値、重要なのはリーグの格にあらず

2019年02月10日(Sun)12時00分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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今後への期待

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今後も継続してチームに貢献していくのではないだろうか【写真:Getty Images】

 例えば長友佑都は名門インテルでも主力を張り、日本人サイドバックのパイオニア的存在となった。彼は今トルコのガラタサライでプレーしている。リーグの競争力だけを見ればリーガエスパニョーラ、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガなどには及ばないが、長友は所属クラブで自身のパフォーマンスをしっかり発揮することで、現在も日本人トップクラスの実力者として君臨する。アジアカップでも森保ジャパンの左SBは長友のものだった。

 そして、トルコでは新たな日本人選手がプレーすることになった。香川真司はドルトムントで出場機会に恵まれずこの冬、新天地へ旅立った。

 香川のキャリアも輝かしい。21歳でドルトムントに加入すると早速、大活躍。爆発的な勢いで成長し、2012年にはマンチェスター・ユナイテッドに移籍。継続して活躍することはできなかったとはいえ、ユナイテッドに所属すること自体、サッカー選手にとっては一つの到達点だ。

 その後は再びドルトムントに戻り、プレースタイルも変化させながら居場所を見つけてきた。今季は出番に恵まれず、好調なチーム状況も重なって主力に割って入る余地がなくなっていた。

 ただ、香川は世界トップレベルの戦いがどんなものか知っている。どのクラブでプレーしていようと、自分を表現することでチームが輝くことも知っている。

 2試合連続ゴールはならなかったが、ホームデビュー戦でも上々のパフォーマンスを披露。前節の活躍で一躍時の人となった香川だが、今後も継続してチームに貢献していくのではないだろうか。栄光も不遇も経験した29歳は、“復活”への道を進んでいる。

(文:青木務)

【了】

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