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川崎F、中国王者に敵地で敗戦。フッキが古巣相手にPKで決勝ゴール

text by 編集部 photo by Getty Images

川崎フロンターレ
川崎フロンターレが上海上港に敗れる【写真:Getty Images】

【上海上港 0-1 川崎フロンターレ ACL第1節】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグH組第1節の試合が6日に行われ、川崎フロンターレがアウェイで中国の上海上港と対戦した。

 今季J1では開幕から2試合連続ドローとまだ白星のない王者川崎F。先週末の鹿島戦からは先発メンバーを一人のみ入れ替え、MF長谷川竜也が起用された。ベンチスタートとなったFWレアンドロ・ダミアンに代わり、小林悠が最前線に入る。

 昨季もグループステージで川崎Fと同居するなど、近年のACLでたびたび日本勢と対戦している上海上港は、今季もMFオスカルやFWエウケソン、元川崎FのFWフッキなどお馴染みの強力外国人選手が中心。昨季は悲願の国内リーグ初優勝を成し遂げ、今季はアジアでも初制覇を狙う。

 前半はアウェイの川崎Fが優位に立ち、積極的な攻撃で先制点をうかがう。小林や守田英正、家長昭博、長谷川などのシュートで立て続けに相手ゴールに襲いかかったが、ゴールは奪えずに前半を折り返した。

 後半にはまず上海に決定的なチャンス。51分、オスカルからのFKにエウケソンが頭で合わせ、こぼれたボールをフッキが押し込もうとしたが至近距離からのシュートは左ポストを叩いた。

 川崎Fも60分、家長の右サイドからのクロスに長谷川が頭で合わせたシュートがわずかにポスト右へ。66分にはゴール前に浮いたルーズボールに大島僚太が走り込んでボレーを放つがDFが咄嗟にブロックしてゴールを許さない。

 0-0のまま終盤を迎え、アウェイでの勝ち点1獲得に迫っていた川崎Fだが、不運な形から最大のピンチを迎えてしまう。サイドに侵入した相手選手に対して守田が滑り込んでクロスをブロックしたが、こぼれたボールが腕に当たりPKを取られた。

 これをフッキが確実に成功させ、89分に上海が先制。川崎FはL・ダミアンも投入して短い時間で反撃を試みたが、そのまま初戦を落とす結果に終わった。

【得点者】
89分 フッキ(上海上港)

【了】

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