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畠中槙之輔、J1出場8試合で日本代表初招集「代表の顔だったマリノスのCBに並びたい」

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

畠中槙之輔
日本代表初招集となった横浜F・マリノスのDF畠中槙之輔【写真:舩木渉】

 日本サッカー協会は14日、今月22日のコロンビア戦と26日のボリビア戦に向けた日本代表メンバーを発表した。

 23人のうちA代表初招集は4人。そのうちの1人である横浜F・マリノスのDF畠中槙之輔が横浜市内で取材に応じ、喜びを語っている。

 この日はチーム練習がオフだったが、クラブに顔を出していた畠中は1本の電話で日本代表招集を知ったという。だが、「(森保一監督が)試合を見に来ているというのはチラッと聞いて知っていたんですけど、全然意識もしていなかったですし、まさか自分がここで呼ばれるとも思っていなかったので、すごくびっくりしたというのが正直ですね」と一報を聞いた際の率直な気持ちを振り返った。

 畠中は昨年夏に横浜FMに加入した23歳のセンターバックで、まだJ1では通算8試合にしか出場していない。これだけトップリーグでの実績の少ない選手にA代表から声がかかるのは異例とも言えるだけに、驚くのも無理はないだろう。

 とはいえ「マリノスでやっているサッカーはどこのチームでもどの相手でも通用すると思っている」と、積み上げてきたものには揺るぎない自信がある。今季開幕から3試合通してハイパフォーマンスを維持し、畠中は「自分の持ち味である縦パスや楔のパス、守備の部分では対人であったり空中戦というのをしっかり評価してもらえての選出なのかなと思う」と自身の招集理由を分析していた。

 森保ジャパンの試合も見ていて、「ディフェンスの選手から前の選手にパスをどんどん入れていって、攻撃を活性化させる、自分もその点に関してはできるのかなと思っています」とすでにチームの中で自分の持ち味を生かしながら活躍するイメージも描けている。

「やっぱりマリノスのセンターバックには日本代表の顔になるような選手が多かったので、その選手たちに並べるようにこれからも頑張っていきたい」

 マリノスには「中澤佑二=22番」「松田直樹=3番」など、背番号と選手がリンクするほど、クラブでも日本代表でも偉大な実績を残したセンターバックたちがいた。畠中はその系譜に続けるか。本拠地・日産スタジアムで行われるコロンビア戦で日本代表デビューの可能性もあり、「(日本代表に)定着していきたいので、ここが1つの勝負所」と、その胸にはすでに燃えるものが宿っているようだった。

「(日産スタジアムは)ホームスタジアムですし、たくさんのお客さんやマリノスサポーターの方も気にしてくれていると思う。マリノスを背負って日産スタジアムで試合をするというのはすごく意味のあることだと思うので、楽しみですし、試合に出たいという気持ちが強いです。まずはそこ(コロンビア戦)に向けてしっかりいいアピールをできればと思いますし、2試合あるのでどちらかでしっかり試合に出て、自分のプレーをアピールできれば今後にもつながってくると思うので、頑張りたいです」

(取材・文:舩木渉)

【了】

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