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香川真司 5年前

香川真司、待ち望んだ“あの選手”との共演で感じたこと。得点量産のため、勝負はこれから

トルコ・スュペルリグ第26節、ベシクタシュ対ギョズテペの一戦が現地時間16日に行われ、1-0でホームチームが勝利した。香川真司はトップ下で先発出場している。そして同ゲームでは、香川が以前から共演を望んでいたあのテクニシャンとともにピッチに立った。背番号23は一体何を思ったのだろうか。(取材・文:本田千尋【トルコ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

あのテクニシャンとついに共演

アデム・リャイッチ
香川真司はアデム・リャイッチと移籍後初の共演を果たした【写真:Getty Images】

 ベシクタシュが手にした新たな攻撃オプション、その可能性は――。

 16日、冬に退行したボーダフォン・アリーナ。冷たい空気が支配していた。スュペル・リグ第26節、対ギョズテペ戦。香川真司はトップ下のポジションで先発出場を果たす。背番号23の左に陣取るのは、アデム・リャイッチだ。足元の技術に定評のある2人が同時にピッチに立つのは、この試合が初めてのことである。

 前節コンヤスポル戦の後で香川は、このセルビア代表MFとの共演について、次のように語っていた。

「練習からやっていても、やはり技術が一番高いと思っているので、そしてイマジネーションの共有も非常にできる選手なので、ぜひ一緒にプレーしてみたいなっていう気持ちの方が強いです。そういう意味では共存は十分に可能なので、後は監督が判断するだけで、ただ、そこのイメージはもう十分できています」

 待ち望んだ生粋のテクニシャンとの共演。だが、このギョズテペ戦だけでは、その攻撃ポテンシャルが花開いたとは言い難かった。

 前半のギョズテペは、16位と下位に低迷するチームとは思えないほど、[4-1-4-1]でしっかりとした守備組織を構築。まるでブンデスリーガのチームのように、連動したプレスを仕掛けてくる。香川もボールを持てば複数の選手に囲まれ、タイトな守備に苦しめられた。

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