中島翔哉は日本代表の切り札だが…。チームに意図は無し。上積みも課題解決も出来ず【西部の目】

日本代表は26日、キリンチャレンジカップ2019・ボリビア代表と対戦して1-0で勝利した。香川真司らが先発した前半は構えた相手を動かすことができず、後半途中から入った中島翔哉、堂安律、南野拓実らがペースを上げて1点は奪った。各々の「個」は光ったとはいえ、チームとしての意図という点では物足りなかった。(文:西部謙司)

2019年03月27日(Wed)10時43分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Shinya Tanaka , Getty Images
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チームとしての意図が希薄

日本代表
日本代表【写真:田中伸弥】

 コロンビア戦に続いてチームとして評価するのが難しい試合だった。

 森保一監督は就任以来、一貫して4-2-3-1のフォーメーションを続けている。守備のやり方も4-4-2でのハイプレスと、4-2-3-1にしてのリトリートで変わらない。攻撃のアプローチは起用した選手によって変化はあるものの、ボールを握れたときはしっかりつないで相手を消耗させるなど一貫性はある。

 日本代表としてのプレーのやり方を一定にしているので、新しい選手が入っても理解しやすい。そのために多くの選手を試し、選手層を厚くできる。これは代表チームの作り方としてノーマルだ。ワールドカップまでの4年間には新しい選手が台頭し、中心だった選手のピークが過ぎてしまうこともある。負傷や移籍なども影響する。30人程度のメンバーに絞り込むのはワールドカップ1年前で十分。それまでは多くの選手のテストに充てる。

 ボリビア戦もコロンビア戦から先発メンバーをがらりと入れ替えた。ただ、そうしたチーム作りの事情と関係なく内容を評価するなら、意図の希薄な、エクササイズのようなプレーになってしまった感がある。

【次ページ】様子見が多すぎる

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