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Jリーグ 5年前

2011年Jリーグ。柏がJ1昇格&即優勝、仙台は東日本大震災からの復興のシンボルに【Jリーグ平成全史(19)】

シリーズ:Jリーグ平成全史 text by 編集部 photo by Getty Images

ベストイレブン、個人賞

レアンドロ・ドミンゲス
柏のJ1制覇に大きく貢献して年間MVPに輝いたレアンドロ・ドミンゲス【写真:Getty Images】

ベストイレブン
GK:楢崎正剛(名古屋グランパス)
DF:田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)
DF:近藤直也(柏レイソル)
DF:酒井宏樹(柏レイソル)
MF:ジョルジ・ワグネル(柏レイソル)
MF:レアンドロ・ドミンゲス(柏レイソル)
MF:清武弘嗣(セレッソ大阪)
MF:藤本淳吾(名古屋グランパス)
MF:遠藤保仁(ガンバ大阪)
FW:ジョシュア・ケネディ(名古屋グランパス)
FW:ハーフナー・マイク(ヴァンフォーレ甲府)

 優勝した柏から最多の4人が選出された。大ブレイクを果たし、のちに日本代表に欠かせない右サイドバックとなる酒井宏樹、守備の要・近藤直也、悪魔的な左足キックを武器に猛威を振るったジョルジ・ワグネル、圧倒的なテクニックとプレービジョンで攻撃の全権を握ったレアンドロ・ドミンゲス。いずれもインパクト絶大で、J1昇格から即優勝の立役者だった。

個人賞
最優秀選手賞:レアンドロ・ドミンゲス(柏レイソル)
得点王:ジョシュア・ケネディ(名古屋グランパス)
ベストヤングプレーヤー賞:酒井宏樹(柏レイソル)
フェアプレー個人賞:梁勇基(ベガルタ仙台)、太田宏介(清水エスパルス)
最優秀監督賞:ネルシーニョ(柏レイソル)
優秀審判賞:西村雄一
優秀副審賞:相楽亨
功労審判員賞:岡田正義
功労選手賞:三浦淳宏、松田直樹

 Jリーグの年間MVPに輝いたのは柏のJ1制覇をけん引したレアンドロ・ドミンゲス。前年にJ2で13得点を奪っていたブラジル人MFは、J1でそれを上回る15得点を挙げた。また、この年に横浜FMから当時JFLの松本山雅FCに移籍し、夏に急性心筋梗塞で亡くなった松田直樹さんに功労選手賞が贈られた。

J2 Exciting 20
河合竜二(コンサドーレ札幌)
本間幸司(水戸ホーリーホック)
水沼宏太(栃木SC)
熊林親吾(ザスパ草津)
深井正樹(ジェフユナイテッド市原・千葉)
今野泰幸(FC東京)
阿部拓馬(東京ヴェルディ)
野崎陽介(横浜FC)
高山薫(湘南ベルマーレ)
黒部光昭(カターレ富山)
押谷祐樹(FC岐阜)
宮吉拓実(京都サンガF.C.)
服部年宏(ガイナーレ鳥取)
植田龍仁朗(ファジアーノ岡山)
柿谷曜一朗(徳島ヴォルティス)
齋藤学(愛媛FC)
安田晃大(ギラヴァンツ北九州)
豊田陽平(サガン鳥栖)
南雄太(ロアッソ熊本)
前田俊介(大分トリニータ)

J2 Most Exciting Player
今野泰幸(FC東京)

 この年、事前のファン投票で各クラブから1人ずつが「J2 Exciting 20」としてノミネートされ、シーズン終了後のJリーグアウォーズの観覧車の投票によって「J2 Most Exciting Player」が選出された。記念すべき初代受賞者はFC東京のJ1昇格に貢献した今野泰幸に。ノミネート選手にはのちに日本代表入りする若手選手や、各クラブを象徴する選手が多く含まれていた。

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