香川真司「なぜなのか」。監督直談判で悟った現実。欲する出番、残り2戦で示す「プロの使命」

2019年05月14日(Tue)12時14分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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「やれることをやって、いい形でシーズンを終えたい」

香川真司
香川真司は腐らず努力を続けてチャンスを待つ。ラスト2試合で輝きを放てるか【写真:Getty Images】

 その具体的な内容までは知る由もないが、いずれにせよ「残りの2試合」も、限られた時間の中で結果を追い求めることになりそうだ。「監督に決定権がある」。「受け入れるしかない」。割り切るしかない。今、香川を支えているのは、1人のサッカー選手としてのプロ意識である。

「やれることをやって、いい形でシーズンを終えたいですし、どんな状況であれ、シーズンが終わるまでやり切ることが、1人のプロ選手としての使命ですし。そういうものを言い聞かせながら、練習していきたいなあと思います。

 この3、4ヶ月、新しい場所で、新しい地域で、新しいチームで、そしてこの半年だけのレンタルっていうね、なかなか経験することができない中で、いろいろな厳しい状況を含めて、得るものは非常にあったので、ラスト2試合、しっかりといい形で終えることができるように、そしてベシクタシュを応援してくれるファンのためにも、残り2試合、チームとしてやり切る必要はあるかなあと思います」

 また、レンタル移籍で途中から加入し、結果を出すことの難しさを、香川は感じているという。

「非常に感じていますし、ましてや半年間なのでね。1年ではなくて半年という中でやるっていうのは非常に、いろいろな難しさであったり、半年で結果を残すっていうのも、思った以上にやはり簡単ではないなと思いました。そういう意味では、こういう経験は非常に身になる、次のステップに行く上ではいい経験ができていると思います。

そんな簡単に結果を得ることができるほど、やっぱり甘くないですし。リーグが変わって、トルコの方が少しレベルは落ちるって言われていますけど、どんなリーグであれ、来て早々に結果を残し続けるっていうのは、そんな簡単にできることじゃない。そういったことは、非常に感じました」

 今季スュペル・リグの残り2試合で、香川が先発することはないのかもしれない。与えられるのは後半の途中からの限られた時間。だが、そこでゴールという名のインパクトを残すことができれば――。難しいレンタル移籍の中でまた一つ成長したことで、ベシクタシュでの経験に終止符を打ち、「しっかりといい形で終えることができる」に違いない。
 
(取材・文:本田千尋【トルコ】)

【了】

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