サンフレッチェ、柏好文がすごすぎる! 今まさに迎える円熟期、抱き続ける日本代表への思い

明治安田生命J1リーグ第13節、浦和レッズ対サンフレッチェ広島戦が26日に行われ、広島が敵地で4‐0の大勝、リーグ戦の連敗を5で止めた。原動力は最大限の警戒をされながら、それを上回り左サイドから浦和守備陣を切り裂いたMF柏好文。以前から定評のある切れ味鋭いドリブルに加え、パス、オフ・ザ・ボールの動き、守備、スタミナなど、すべての面で違いを見せた。キリンチャレンジカップ、そして遠い南米の地、かつ招集メンバーに制約があり厳しい戦いが予想される南米選手権だからこそ、日本代表に必要だったのでは、という男のプレーと思いに迫る。(取材・文:下河原基弘)

2019年05月29日(Wed)11時25分配信

シリーズ:週刊Jリーグ通信
text by 下河原基弘 photo Getty Images
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浦和戦で幕を開けた「柏劇場」

柏好文
サンフレッチェ広島の柏好文【写真:Getty Images】

 この男をコパ・アメリカで見たい! そう思わずにはいられないほどの圧巻のパフォーマンスだった。

 前半6分、自陣で味方がボールを奪うと、最終ライン近くから柏好文が一気に飛び出す。敵陣深くまで走って左サイドで受けると、自慢のドリブルで切り崩すと思いきや、落ち着いて周りを見渡しMF川辺駿に戻す。タイミングを見計らいペナルティーエリアに入りスルーパスをもらうと、得意の切り返しから中央に浮き球を蹴りこんだ。

 浦和DF鈴木大輔がどうにか頭で反応したボールは右ポストに当たり、跳ね返りをMF森島司が決めた。先制点をおぜん立てし、「シュートかクロスかは教えません」と冗談めかして話したが、周りの選手の使い方や絶妙の動きなど、レベルの高さを感じさせるプレーだった。

 これが柏劇場の幕開けだった。同25分には浦和DFからボールを奪うと、敵ゴール前まで持ち上がり中央に折り返す。その流れからの味方シュートは相手GK西川周作に阻まれCKとなったが、それをFWドウグラス・ヴィエイラが頭で沈めて2点目。とどめの4点目の場面でも、嗅覚鋭くクロスに対してニアに飛び込んでつぶれ役となり、FW渡大生のゴールを演出した。

「0でおさえてしっかり4点取って勝てたのは、今後につながる大きな勝利かなと思います」。大敗した浦和はオズワルド・オリヴェイラ監督が退任することになった。

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