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18/19チャンピオンズリーグベストイレブン。Fチャン編集部選定、世界最高峰の舞台を彩った名手たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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写真左からワイナルドゥム、ジエク、エリクセン【写真:Getty Images】

ジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ代表/リバプール)
生年月日:1990年11月11日(28歳)
今大会成績:12試合出場/2得点1アシスト

 無尽蔵のスタミナを生かし攻守両面で献身的なプレーを継続することができるオランダ代表MF。ユルゲン・クロップ監督の目指すサッカーを高いレベルで体現できる選手であり、チームから置かれている信頼も厚いと言えるだろう。

 今季のチャンピオンズリーグでは12試合に出場。平均パス成功率は85%、平均ドリブル成功数は69%となっているなど、データにもその貢献度が如実に表れている。さらに準決勝2ndレグ、バルセロナ戦では途中出場ながら2得点をマークするなど大逆転勝利の立役者となった。自身にとっても満足いくシーズンとなったのではないだろうか。

ハキム・ジエク(モロッコ代表/アヤックス)
生年月日:1993年3月19日(26歳)
今大会成績:11試合出場/3得点3アシスト

 果敢にゴールへと向かう姿勢がなんとも印象的な選手であり、隙あらば積極的にシュートを狙ってくるアヤックス攻撃陣の核。トップ下、サイドハーフ、ウィングと様々な位置でプレーすることを可能としており、随所で違いを生みだすことができる存在だ。

 この男もまた、今大会のアヤックスの大躍進を支えた人物と言ってもいいだろう。ビッグチャンスを演出した回数はリオネル・メッシに次ぐ8回で今大会2位の成績。さらにトータルシュート数も42本でこれもメッシに次ぐ今大会2位につけるなど、攻撃面での輝きは圧倒的であった。データサイト『sofascore』内では平均レーティング「7.48」が与えられているなど、世界にその実力を証明した結果となった。

クリスティアン・エリクセン(デンマーク代表/トッテナム)
生年月日:1992年2月14日(27歳)
今大会成績:12試合出場/2得点4アシスト

 トッテナムの心臓と言ってもいいだろう。デンマーク代表のクリスティアン・エリクセンは、繊細なボールタッチと正確無比なパスでチャンスをより多く生み出すことのできるワールドクラスのMFである。難しいプレーをいとも簡単にやってのけてしまう選手であり、ゴールネットを突き破るかのようなミドルシュートもまた、魅力的だ。

 クラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝の舞台に進出したトッテナムにおいて、やはり背番号23の存在は大きかった。ビッグチャンスの演出回数8回、決定的なパスの本数29本はどちらも今大会2番目に良い成績となっている。そしてアシストも4つ記録するなど、自身の持ち味は最大限発揮できていたと見ていいだろう。

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