鹿島・小池裕太が明かした偽らざる本音。大学から海外へ挑戦の苦悩、「心技体」が整った磐田戦のゴールの裏側

明治安田生命J1リーグ第18節が行われ、6日にジュビロ磐田と対戦した鹿島アントラーズは、2-0で勝利を収めた。この試合で2得点に絡んだのは、3月にシント=トロイデンから期限付き移籍で加入した小池裕太。チームをJ通算500勝へと導いたこの試合で、ベルギーで苦しんだ22歳の左サイドバックは偽らざる本音を明かしている。(取材・文:藤江直人)

2019年07月10日(Wed)10時20分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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大学時代にプレーした鹿島アントラーズ

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ジュビロ磐田戦でJリーグ初得点を決めた小池裕太【写真:Getty Images】

 忘れかけていた感覚がどんどん蘇ってくる。オーバーラップを仕掛けるタイミング。味方との連携。マークにつく相手選手とのさまざまな駆け引き。何よりも大学時代には何度も感じていた自信が、鹿島アントラーズの左サイドバック、小池裕太の胸中で再び力強く脈打っている。

「この2試合で自分ができるプレー、というものをある程度表現できたので。そのなかでけっこう自信がついてきたのかな、と思っています」

 この2試合とは、リーグ戦初先発を射止めた6月30日のサンフレッチェ広島との明治安田生命J1リーグ第17節と、同じく初めて先発フル出場を果たした今月6日のジュビロ磐田との同第18節。アントラーズの一員になって3か月ちょっと。歩んできた道が正しかったと、小池はあらためて振り返る。

「試合に出られないこともあって、悔しい気持ちはありましたけど、それでもしっかりとサッカーができる喜びというものも実感できていたので。この3か月間はすごくポジティブにできていました」

 異色のルートをたどって、常勝軍団への復帰を果たした。栃木県宇都宮市で生まれ育った小池は、アルビレックス新潟ユースをへて流通経済大学へ進学。2年生だった2016年にJFA・Jリーグ特別指定選手として登録され、アントラーズの選手としてYBCルヴァンカップのピッチにも立った。

 3年生になった2017年には、日本代表として8月の夏季ユニバーシアード台湾大会での金メダル獲得に貢献。優勝した年末の全日本サッカー選手権では全試合でフルタイム出場するなど、世界的にも重宝がられる左利きの左サイドバックに注がれる視線は一気にヒートアップした。

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