マリノス遠藤渓太、「点を取れないよね」からの脱却。代表落選の悔しさ、今季初ゴールにこめられた万感の思い

2019年07月17日(Wed)11時00分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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トゥーロン、コパ・アメリカはともに落選

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東京五輪世代の一人として世代別の日本代表にも選ばれ続けてきた【写真:Getty Images】

 来夏の東京五輪に臨む男子代表チームには、森保一監督のもとで立ち上げられた2017年12月から「常連」として名前を連ねてきた。昨年1月のAFC・U-23アジア選手権、同3月の南米パラグアイ遠征、同5月のトゥーロン国際大会、そして準優勝した同8月のアジア競技大会を戦ってきた。

 今年に入っても3月のAFC・U-23アジア選手権予選に招集された。しかし、5月のトゥーロン国際大会は選外となった。フル代表を含めた国際大会が重複した関係で、東京五輪世代のなかでも各ポジションで2番手以降の選手が名前を連ねた、という事情もはたらいていた。

 しかし、東京五輪世代が18人を数えるチーム編成となった、コパ・アメリカ2019に臨んだフル代表にも遠藤の名前はなかった。各チームから一人ずつ、という原則が貫かれたと思われるなかで、マリノスからは同じ1997年生まれのMF三好康児が選出されていたことも関係したかもしれない。

 遠藤自身も「いろいろな経緯があると思うけど…」と、努めて自分自身を納得させてきた。しかし、トゥーロン国際大会で史上初の決勝進出を果たし、コパ・アメリカでは決勝トーナメント進出への扉を開けかけた同世代の盟友たちを応援する、自分自身の存在には違和感を禁じえなかった。

「トゥーロンとコパ・アメリカで頑張っているみんなを見るのが悔しかったというか、自分が両方(の代表)に入っていないというのもなかなか難しかった。自分はマリノスで頑張るしかないと思ってプレーしても上手くいかず、ゴールも決められずに厳しい時間もあった」

 抱き続けてきた、偽らざる本音を遠藤は打ち明けた。それでも、マリノスで先発として出場し続けているということは、歩んでいる道が正しいからだと言い聞かせた。いま現在はあくまでも通過点。最初に訪れる勝負のときが、来夏の東京五輪に臨む18人の代表メンバー入りとなる。

「だからオリンピックへ向けて、トゥーロンやコパ・アメリカがすべてじゃない。自分のチームで何ができるのかが、最終的にはオリンピックにつながる。見てくれている人は、見てくれていると思うので」

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